田端博邦
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田端 博邦(たばた ひろくに、1943年12月24日[1] - )は、労働法学者。東京大学名誉教授。
経歴[編集]
1967年早稲田大学法学部卒業。1972年同大学院法学研究科博士課程単位取得退学、東京大学社会科学研究所助手。1975年退職、1976年同助教授、1990年同教授[1]。2006年退職、名誉教授[2]。2010年時点で東京経済大学非常勤講師[3]、「社会運動ユニオニズム研究会」企画委員[2]。
専門は労働法で、比較労使関係法、比較福祉国家論などを中心に研究[2][3]。東大社研時代は全体研究「福祉国家」、グループ研究「国内労使関係調査」などに参加し、その成果は東大社研編『福祉国家』(1984-85年)、『転換期の福祉国家』(1988年)、藤田勇編『権威主義的秩序と国家』(1987年)などにまとめられている[1]。
著書[編集]
単著[編集]
- 『グローバリゼーションと労働世界の変容――労使関係の国際比較』(旬報社、2007年)
- 『幸せになる資本主義』(朝日新聞出版、2010年)
共著[編集]
- 『図説データブック これからの日本を読む――現代社会入門』(加藤哲郎、伊藤正直、高橋祐吉、寺西俊一共著、労働旬報社[現代社会を考えるシリ−ズ]、1987年)
- 『福祉国家とジェンダー』(大沢真理編、神野直彦、室住眞麻子、森川美絵、北明美、藤原千沙、朴木佳緒留共著、明石書店[叢書現代の経済・社会とジェンダー]、2004年)
- 『労働、社会保障政策の転換を――反貧困への提言』(遠藤公嗣、河添誠、木下武男、後藤道夫、小谷野毅、今野晴貴、布川日佐史、本田由紀共著、岩波書店(岩波ブックレット)、2009年)
- 『日本の雇用が危ない――安倍政権「労働規制緩和」批判』(西谷敏、五十嵐仁、和田肇、野田進、萬井隆令、脇田滋、深谷信夫共著、旬報社、2014年)
編著[編集]
- 『失業問題の政治と経済』(加瀬和俊共編著、日本経済評論社、2000年)
- 『地域雇用政策と福祉――公共政策と市場の交錯』(東京大学社会科学研究所[ISS research series]、2006年)
訳書[編集]
- 『現代法とマルクス主義――現実と行動における法の役割』(モニク・ヴェイユ、ロラン・ヴェイユ著、稲本洋之助共編訳、大月書店、1974年)