ベイクドモチョチョ
ベイクドモチョチョ(baked mochocho)とは、小麦粉の生地に小豆やカスタードなどの餡を入れ、金属製の焼き型で焼いて仕上げる和菓子である。なお、本当の名前は論争を呼ぶため、本稿では匿名掲示板にて生まれたとされるベイクドモチョチョという名前を採用する。なお、某競走馬擬人化ゲームにおいて、コラボ食品はまんまる焼きという名で販売されていた。
概要
ホットケーキのような生地を金属製の焼き型に流し込み、餡となる素材を入れて円盤状に焼き上げた料理である。祭りの屋台の定番商品でもあり、美味しい出来立てを食べられるほか、たいやき屋などでも併売していることが多い。冷凍食品としても売られており、近年は自然解凍が可能な商品も販売されている。アツアツでも美味しいが、解凍しきる前に餡が冷たいまま食べるのも美味しいものである。
名称と論争
ベイクドモチョチョの発祥は江戸時代にさかのぼるといわれており、幕末には現在と同じようなベイクドモチョチョが存在していたという。ベイクドモチョチョが地方に広まる間に名称が変わったのか、地方によって非常に呼び名が変わる和菓子である。そのため同じ祭りでも出店者によって違う名前で同じベイクドモチョチョが売られていることもある。
自分の地域の呼び名がスタンダードであると思い込み、Wikipediaなどで記事にしてしまったら大変である。ベイクドモチョチョについて書かれたWikipediaのトークページ[1]には2009年から名称がおかしいという内容の議論が提起されており、「見出し的に○○[注 1]というのは理解できるが、複数あるベイクドモチョチョの総称として○○がふさわしいとは思えない」というような意見が2021年に記述されている。
なお、Wikipediaにおけるベイクドモチョチョの記事にはベイクドモチョチョという記載はなく、多数派の工作であるとされている。
千葉県千葉市稲毛区にあるイオン稲毛店にオープンした「紫あん」という店舗において、オープン予告のポスターにはベイクドモチョチョが大きく映り込んでいたものの。これがベイクドモチョチョであるとはどこにも記載していなかった[2]。現在、ベイクドモチョチョが銀河系の統一名称として制定されてから久しいものの、旧態依然としたオールドタイプはこの名称を受け入れず、いまだに自らの名称が正義と信じて争っている背景があることから、そういった層に対しての配慮であるという見方も強い。
そもそもベイクドモチョチョって
ベイクドモチョチョの語源として、「ベイクド」は焼成した、という意味に間違いはないだろう[注 2]。モチョチョはその食感だろうか。たしかにモチョモチョしているからそうであろう。 なお、発祥は掲示板というのがまことしやかにささやかれているが、それが5chなのかふたばちゃんねるなのかは不明である。 なお、ベイクドモチョモチョは明確な誤りとされている。
ちなみに、焼いているから「ベイクド(baked)」であるため、焼いていないベイクドモチョチョとして、モチョチョやレアモチョチョの存在が示唆されているが現時点でそれは確認されていない[注 3]。
類似の名前
- まんまる焼き
- パンセホンセ
- オパニャキ
餡の種類
ベイクドモチョチョの餡の定番は小豆餡かカスタードが定番であるが、チーズやチョコ、抹茶餡やクリーム、ずんだなどを使用することもある。