「第2回エンペディア大賞」が2月いっぱい開催中です。2024年に作成された記事の中から、お気に入りの記事に投票しましょう!
特別支援学級
ナビゲーションに移動
検索に移動
特別支援学級(とくべつしえんがっきゅう)とは、学校教育法81条に基づく教育上特別な支援を必要とする子供のための学級である。
概要[編集]
特別支援学校ではない普通の学校の中に設置され、知的障害、精神障害、肢体不自由、身体虚弱、弱視、難聴、その他障害を持つ子供を特別支援学校ではなく普通の学校に通わせたいと保護者が希望すると入ることになる学級。主に小学校と中学校に設置されるが、法律上(学校教育法82条)は高等学校や中等教育学校に置いても良い。担任する教員は特別支援学校の教員免許を持っていなくてもよい。
学級名はそのものストレートな名前を付けることは比較的少なく、ひまわり、あおぞら、ふれあいなど様々な名前が付けられている。
なお学校によっては支援学級を設置していないところもあり、子供の障害の程度や保護者の希望によっては通常学級に入る場合もある他、支援学級のある学校へ申請を行って越境通学する場合もある。なお通常学級へ障害児が入る場合、大抵誰かがお世話係をさせられることになり、それがトラブルになる事がある。
その他[編集]
- 学校教育法では、低習熟や脳機能に関するDCDなど内面的な障害で、生活上の困難が生じた場合にそれを克服するための教育や教育上の配慮を行う規定はない。
- 上記に加え不登校対策として、「特別支援」と「普通」の中間的な学級を求める声もあるが実現していない。
- 他方、通信制高校では、八洲学園高等学校のように五年制課程を創設したり、星槎国際高等学校で専攻科制度を利用して、不安感を和らげ、社会や上級学校へソフトランディングさせる工夫がされている。
- 特別支援学級の発想で、中学校の過年度生向けの学級も可能かと思われるが、これも実現していない。