煙雲館庭園

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煙雲館庭園(えんうんかんていえん)は、宮城県気仙沼市(旧本吉郡松岩村)にある鮎貝氏旧居館・煙雲館にある日本庭園2017年平成29年)11月17日に国の名勝に指定された。

概要[編集]

気仙沼湾内港を見下ろす標高40メートル余りの高台にある庭園。元々は仙台藩主の伊達氏に仕える重臣鮎貝氏の居館があった。誰が造園したかは不明だが、庭園は鮎貝氏の5代目・鮎貝宗続の時代に完成したという。気仙沼湾の名勝として名高い岩井崎・大島・唐桑半島などを一望に収められ、広さは1250平方メートル、自然の地形を巧みに取り入れて造園されている回遊式庭園である。

鮎貝氏は藤原氏の流れを汲み、出羽国鮎貝村白鷹町)の地名を姓にした一族で、鮎貝盛次鮎貝宗益の時代に伊達政宗の家臣となって多くの武功を立て、政宗の仙台開府と共に柴田郡に移った。後に鮎貝宗景の時代に1000石の加増を受けて気仙沼の松崎村を知行し、仙台藩の執政という要職に就任し、明治維新まで鮎貝氏は存続し、幕末には海防を担っていたといわれている。

岩出山町にある有備館庭園と並び称される庭園である。

アクセス[編集]

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