深谷記(ふかやき)とは、戦国時代の史料である。
安土桃山時代も末期の慶長3年(1598年)以降の成立とされ、内容は越後の上杉謙信の関東出兵から、豊臣秀吉の天正18年(1590年)の小田原征伐までを、武蔵深谷城主・上杉憲盛とその子・氏憲並びにその家臣らの動向を描いたものである。短く覚書風にされており、少なくとも氏憲が存命中に成立したことになるが、著者は不明である。