浜松中継局
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浜松中継局(はままつちゅうけいきょく)とは、静岡県浜松市中央区にある地上デジタルテレビ放送・AM・FMラジオ放送の中継局である[注 1]。
概要[編集]
浜松市を中心に、テレビ・コミュニティFMは静岡県西部平野部をカバーし、AM・県域FMラジオは静岡県西部平野部に加え、愛知県東三河の一部を可聴エリアとする中継局。
施設は中央区内の以下の箇所に分かれて設置。西方向のスピルオーバー抑止のため東京、金沢、福岡と同様に平地立地の送信所である。
- 地上デジタルテレビ・NHK FMラジオ - 下池川町35-28(旧・NHK浜松放送会館敷地)
- 静岡エフエム放送・静岡放送FM補完中継局 - 大平台2丁目36-10
- 静岡放送ラジオ - 富塚町1220
- NHKラジオ第一・第二 - 鼡野町
- FM Haro!(コミュニティFM局) - 板屋町・浜松アクトタワー
デジタルテレビ浜松局の電波はダクト現象発生時に遠州灘を隔てた和歌山県の新宮中継局・串本中継局と混信を引き起こし、影響世帯数の少ない和歌山県側の中継局で送信チャンネルを変更するチャンネルリパックが実施された。
NHK・静岡放送(SBSテレビ)・テレビ静岡がアナログテレビ放送においては独自のコールサインを有し、県西部向けローカル放送やCMなどの独自編成を行っていた時期がある。
チャンネル・周波数[編集]
デシタルテレビ[編集]
全局静岡親局の中継局扱い。NHK、SBS、テレビ静岡はデシタル化までにコールサインを返上し、他は元々持たない。
リモコン キーID |
局名 | 物理 チャンネル |
空中線電力 | ERP | 偏波面 |
---|---|---|---|---|---|
1 | NHK 総合静岡 |
20 | 1kW | 8.9kW | 水平 |
2 | NHK Eテレ静岡 |
13 | 9.8kW | ||
4 | 静岡第一テレビ | 25 | 7kW | ||
5 | 静岡朝日テレビ | 23 | 7.2kW | ||
6 | 静岡放送 | 21 | |||
8 | テレビ静岡 | 22 | 7.5kW |
FMラジオ[編集]
NHK-FMは放送開始当初から静岡放送局の中継局扱いである。
周波数 | 局名 | 空中線電力 | ERP |
---|---|---|---|
82.1MHz | NHK静岡FM | 250W | 1kW |
周波数 | 局名 | 空中線電力 | ERP |
---|---|---|---|
78.4MHz | 静岡エフエム放送 | 250W | 1.6kW |
94.7MHz | 静岡放送 | 1.35kW |
コミュニティ放送はコールサインがある。
周波数 | 局名 | 空中線電力 | ERP | コールサイン |
---|---|---|---|---|
76.1MHz | 浜松エフエム放送 | 20W | 不明 | JOZZ6AB-FM |
AMラジオ[編集]
NHKは1988年7月に支局になるまで浜松放送局で、さらに2018年まで、独自のコールサインと独立局舎を保持していた。
局名 | 周波数 | 空中線電力 |
---|---|---|
NHK静岡第一 | 576kHz | 1kW |
NHK静岡第二 | 1521kHz |
SBSラジオは本局と同一周波数だが、独自コールサインを有していた。これは、浜松のサテライトスタジオから放送を発信する目的が主である。
局名 | 周波数 | 空中線電力 |
---|---|---|
静岡放送 | 1404kHz | 1kW |
その他[編集]
- SBSのVHFアナログ送信所は富塚にラジオ併設で置かれていた。
- アナログテレビではUHFの民放3局は大平台(開設時は入野町)に県域FM局と共に中継局があったが、地デジ化で現在の下池川町に集約された。
- 外国語FM局のRadio-iは下池川町に中継局を置いていたが、後継局のRadio NEOは浜松への中継局置局はなかった。
関連項目[編集]
注[編集]
- ↑ 静岡エフエム放送(K-MIX)は浜松市本社だが、親局は静岡市清水区の日本平デジタルタワーに設置されている。