津山まなびの鉄道館
津山まなびの鉄道館(つやままなびのてつどうかん)とは、岡山県津山市にある鉄道博物館である。
概要[編集]
津山まなびの鉄道館にある扇形機関車庫は、梅小路機関車庫(現在の京都鉄道博物館)に次ぐ日本第2位の規模を誇る機関車庫である。そして、この機関車庫は転車台と共に、2009年に経済産業省の近代化産業遺産に認定された。また、2018年にはJR西日本の鉄道記念物に指定されるなど、産業・文化遺産として高い評価を受けている。
利用案内[編集]
開館時間 [編集]
9時から16時まで[1]。
休館日 [編集]
毎週月曜(祝日の場合はその翌日)、12月29日から12月31日まで。
入館料金 [編集]
入館料金は他の鉄道博物館と比べると安い。(そうでもしないとこんなど田舎まで人は来ないだろう。)
個人[編集]
大人(高校生以上) | 小中学生 | 小学生未満 | |
---|---|---|---|
一般 | 300円 | 100円 | 無料 |
障害者 | 無料 | 無料 | 無料 |
団体[編集]
- 一般団体と校外学習団体の2種類が設定されている。
- 一般団体は有料入館者30人以上となっている。
- 団体の場合は来館の14日前までの申し込みが必要。
大人(高校生以上) | 小中学生 | 小学生未満 | |
---|---|---|---|
一般団体 | 240円 | 80円 | 無料 |
校外学習団体 | 無料 | 無料 | 無料 |
アクセス[編集]
設備[編集]
扇形機関車庫[編集]
現役時代は津山扇形機関車庫と呼ばれ、日本の旅客、貨物輸送を支えてきた。2016年に津山まなびの鉄道館として開館すると、地域と連携した鉄道文化遺産の活用が評価され、2018年10月14日に転車台とともに鉄道記念物に指定された。
展示車両[編集]
計13両が展示されている。
- DD16形除雪用ディーゼル機関車
- DE50形ディーゼル機関車
- 10t貨車移動機
- DD51形ディーゼル機関車
- DD15形除雪用ディーゼル機関車
- DD13形ディーゼル機関車
- DF50形ディーゼル機関車
- D51形蒸気機関車
- キハ52形気動車
- キハ58形気動車
- キハ181形気動車
- キハ33形気動車
転車台[編集]
現在設置されている転車台は建設当時からの物ではなく、1954年に福島製作所で製造された物である。
蒸気機関車C57形68号動輪[編集]
直径1m75cm、重量3480kgで多くの旅客用蒸気機関車に装備された最も大きい動輪である。最高速度(C57形)の時速100kmで走行している時には1秒間に5回回転する。展示されている動輪は間近で見ることが出来る。
あゆみルーム[編集]
特に岡山の鉄道の歴史に光を当てながら、日本の鉄道の始まりから現在に至るまでを紹介している。
しくみルーム[編集]
安全で快適な鉄道がどのようにして正確な運行が行われているのか、技術や工夫についての体験設備も交えて紹介している。
まちなみルーム[編集]
津山城(鶴山公園)や扇形機関車庫など津山の街なみがジオラマで表現されている。1日に6回、一回約5分で津山を中心とした美作エリアの鉄道に関する歴史なども紹介し、津山の1日をナレーションとともに案内するジオラマショーが行われる。時刻は10時、11時、12時、13時、14時、15時である。
まなびルーム[編集]
校外学習で利用する飲食可能なスペース。津山まなびの鉄道館の概要を紹介するDVDの視聴など、オリエンテーションを行う施設。テーマを変えて収蔵品の特別展示を行うこともある。津山まなびの鉄道館オリジナルグッズやお土産を扱う売店もある。
いこいの広場[編集]
あゆみルーム前にある飲食可能なスペース。ベンチが設置されており、休憩しながら現役車両(隣のJR西日本の車両基地で止まっている車両)を見ることが出来る。
脚注[編集]
- ↑ 最終入館受付は閉館時刻の30分前の15時30分まで。