水沢藩
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水沢藩(みずさわはん)とは、江戸時代中期のわずかな期間に陸奥国に存在した藩である。藩主家は外様大名の伊達氏。仙台藩の支藩である。藩庁は水沢陣屋。現在の岩手県奥州市(旧水沢市)に存在した。石高は3万石。
概要[編集]
仙台藩主・伊達綱宗の次男・伊達村和は家臣の陸奥国胆沢郡水沢を支配していた伊達一門の伊達宗景の養子になっていたが、元禄8年(1695年)に兄で仙台藩主となっていた伊達綱村から陸奥国桃生郡から3万石を分与されて大名に昇格した。これが水沢藩の立藩である。
元禄12年(1699年)、村和は江戸において自分の行列と旗本・村岡孝常が衝突した際の処置を咎められ、綱村からの願いもあって改易となる。水沢藩はわずか3年で廃藩となり、その所領は仙台藩に返還された。
歴代藩主[編集]
- 伊達家
3万石(外様)
- 村和(むらより)〔従五位下、美作守〕