桜井凧

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桜井凧(さくらいたこ)は、愛知県安城市桜井町一帯で製作されている

歴史[編集]

桜井凧の正確な起源は不明だが、三河国碧海郡西端村(現在の碧南市西端地区)で製作されていた西端凧に起源を持つと考えられている。西端凧は元禄年間(1688年~1704年)に尾張国名古屋から伝えられたものである。以上のことから、桜井凧は名古屋古流凧に似ているとされるが、その形態は複雑化し、色彩はより鮮やかに変化した。明治時代の桜井村ではすでに農家が農閑期の副業として凧を製作していた。凧のデザインの題材は福助、蜂(はち)、虻(あぶ)などがある。

2003年(平成15年)には桜井凧保存会が結成され、2004年(平成16年)には安城凧あげ大会が初開催された。安城凧あげ大会は毎年1月下旬に安城市小川町の小川天神川原緑地公園(矢作川河川敷)で開催されている。

参考文献[編集]

  • 『東海の凧 桜井の凧』安城市歴史博物館、2001年

外部リンク[編集]