東京ガウライナー
東京ガウライナー(とうきょうガウライナー)は、東京駅と千葉県袖ケ浦市の袖ケ浦駅を結ぶ高速バスである。
概要[編集]
東京駅鍛冶橋駐車場と袖ケ浦駅北口を東京湾アクアラインを経由して結ぶ。本路線の名称「東京ガウライナー」は、目的地の「東京」と袖ケ浦市のマスコットキャラクター「ガウラ」にちなんで名付けられたものである[1]。
これまで設定されたアクアライン高速バスの東京駅発着路線については、袖ケ浦市内を発着しておらず、多くが木更津金田バスターミナルを発着しているため、同市では袖ケ浦駅発着の高速バスの運行を継続的に要望していた。時期を同じくして、同駅周辺では「袖ケ浦駅海側特定土地区画整理事業」として、区画整理や宅地の造成が進められた。2014年(平成26年)に駅舎が改築(木造駅舎を橋上駅舎に改築)[2]されたのを皮切りに、セキスイハイム[3]や新昭和[4]などの民間企業による宅地の分譲、JR内房線を潜るアンダーパス道路の開通[5]などのまちづくりが進められてきた。これにより、駅周辺の利便性が向上したことに伴い、袖ケ浦駅北口を発着する新路線として2017年(平成29年)12月15日から運行開始したのが本路線である[6]。
袖ケ浦駅からの高速バス発着は、2008年(平成20年)から南口を発着している品川線に続く2例目となる。東京駅発着路線では、2016年(平成28年)7月から袖ケ浦バスターミナルに乗り入れを開始したアクシー号(安房鴨川駅発着)に続く、2例目となる。
運行当初から交通系ICカードSuica、PASMOを導入し、相互利用できる全国交通系ICカード10種類に対応している。回数券は本路線専用のもので、アクシー号を含む他の路線の乗車券、定期券、回数券では東京ガウライナーには乗車できない。定期券は2018年10月16日から導入された。
東京駅での発着場所も、既存の他のアクアライン高速バスと異なり、八重洲口JRバスのりばや京成バス2番・3番のりばではなく、鍛冶橋駐車場(八重洲南口から徒歩5分)を発着する。
運行会社[編集]
運行ルート[編集]
袖ケ浦駅北口の乗車場所は2番のりば、袖ケ浦バスターミナルの乗車場所は6番のりばである。
- 東京駅鍛冶橋駐車場 - (東京湾アクアライン経由) - 袖ケ浦バスターミナル - 袖ケ浦駅北口
歴史[編集]
車両[編集]
本路線の開業に合わせて導入された三菱ふそう・エアロエースを使用している。
本路線用の車両には、携帯電話充電用のUSBコンセントと、車内トイレが備えられている。
関連項目[編集]
- アクシー号 - 本路線と一部重複する区間を運行する既存の高速バス。
- ガウラ - 袖ケ浦市のマスコットキャラクター。本路線の名称の由来となった。
- ガウラ号 - 2010年まで市内の平川地区で運行されていた市のコミュニティバス。「ガウラ」を付与した初のバス路線だった。
注記[編集]
- ↑ “2017年12月”. ガウラの活動記録. 袖ケ浦市 (2017年12月15日). 2017年12月15日確認。
- ↑ “袖ケ浦駅舎が完成しました”. 袖ケ浦市. 袖ケ浦市 (2016年). 2016年12月31日確認。
- ↑ “スマートハイムシティ袖ケ浦”. セキスイハイム. セキスイハイム (2017年). 2017年12月15日確認。
- ↑ “ウィザースガーデン袖ケ浦”. 新昭和. 新昭和 (2017年). 2017年12月15日確認。
- ↑ “平成29年7月18日(火曜日)正午より袖ケ浦アンダーパスが開通しました!”. 袖ケ浦市. 袖ケ浦市 (2017年7月18日). 2017年12月15日確認。
- ↑ “2017年12月”. フォトレポート. 袖ケ浦市 (2017年12月15日). 2017年12月15日確認。
外部リンク[編集]