村松 - 新潟線

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村松 - 新潟線(むらまつ - にいがたせん)は、新潟県五泉市と同県新潟市中央区を結ぶ高速バス路線。高速バス村松線、あるいは高速バス五泉・村松線とも呼ばれる。

運行概要[編集]

1994年7月28日磐越自動車道安田インターチェンジ - 新潟中央ジャンクション間が部分開通したのに伴い、翌7月29日から新潟交通蒲原鉄道の2社による運行を開始した。

高速バス村松線の運行開始前、中蒲原郡村松町(当時)と新潟市中心部の間には蒲原鉄道線磐越西線を経由する鉄道によるルートがあった。しかし鉄道利用の場合、蒲鉄からJRへ直通する列車は1本もないため五泉駅で少なくとも1回の乗換えを要する上、蒲原鉄道線の運賃が高額であるため、乗り継ぎによって利用者の出費がかさむ(普通運賃:村松 - 五泉280円、五泉 - 新潟480円、計760円)など、問題点も多かった。

こうした背景から、蒲原鉄道と新潟交通は磐越道の部分開通にあわせ、安田インターチェンジ経由で村松町・五泉市と新潟市中心部を結ぶ高速バス路線の開設を検討。高速バスを利用すれば市内中心部の繁華街や主要施設に直接アクセスできる点などを強みとし、運賃も蒲鉄・JR乗継ぎよりも安価な600円に設定した。なお運行開始当初、新潟駅前発五泉・村松行のうち、蒲原鉄道が運行する車両の行先表示には「安田五泉村松」と、行先側の3地点が記載されていた。1999年秋に蒲原鉄道線が廃止され、高速バス村松線は村松町中心部と新潟市中心部の間を直通する唯一の公共交通となった(現在の運賃は610円)。

なお2002年11月1日から、蒲原鉄道の一般路線バス全路線が代替貸切バス(沿線自治体に貸切バスとして貸し出し、蒲鉄小型バスが受託運行)に転換したため、以後蒲原鉄道が直営で運行する路線バスは、この高速バス1路線のみとなった。

全便で新潟県内高速バス共通カードが利用可能である。座席は全便先着順の座席定員制のため、仮に満席となった場合、途中停留所からの乗車はできない。

運行会社[編集]

運行本数[編集]

  • 平日9往復
  • 土曜・休日8往復

沿革[編集]

  • 1994年7月29日 - 運行開始(1日9往復)。その後、土休日は1往復減の8往復に。
  • 2002年4月1日 - 新潟交通グループ側の運行担当を、新潟交通観光バスに移管。
  • 2008年3月18日 - 新潟駅万代口バスターミナルで発車前の蒲原鉄道車両が、エンジン始動の際に電気系統から出火、エンジン部を一部焼損(乗客20人は避難して無事)。

停車停留所[編集]

▼…村松発は乗車のみ、新潟発は降車のみの扱い
▲…新潟発は乗車のみ、村松発は降車のみの扱い
◆…両方面とも乗降可能
新潟市内
▽…県庁東:村松発のみ停車、降車のみ扱い
△…県庁:新潟発のみ停車、乗車のみ扱い
停車停留所 所在地 乗降区分 備考
村松駅前
(村松駅バスターミナル)
新潟県 五泉市  
今泉
(ウオロク前)
 
本町一丁目  
郷屋川二丁目  
太田新田  
論瀬十字路  
磐越道 安田インター前 阿賀野市  
川口 新潟市 秋葉区  
酒屋 江南区  
中央インター 中央区  
女池インター  
県庁 新潟発は通過
村松発は千歳大橋東詰・県庁の森前着
女池線沿い。県外線高速バスの停留所とは異なるので注意)
県庁 新潟発は県庁バスバース発
村松発は不経由
がんセンター  
市役所  
古町 新潟発は新潟三越前発
村松発はNEXT21前着
万代シテイバスセンター 新潟発はラブラ万代前発
村松発はテレコムビル前着
新潟駅(万代口) 新潟発は万代口バスターミナル5番線発
村松発は帝石ビル前着

運行経路[編集]

新潟県道7号新津村松線(村松街道) - 五泉市道 - 新潟県道41号白根安田線 - (安田インターチェンジ) - 磐越自動車道 - (新潟中央インターチェンジ) - 新潟県道16号新潟亀田内野線 - 国道116号(千歳大橋) - 新潟市道(川岸町通) - 新潟県道164号白山停車場女池線 - 国道116号(東中通 - 柾谷小路) - 国道7号(柾谷小路 - 萬代橋通り - 東大通) - 新潟県道33号新潟停車場線(東大通)

使用車両[編集]

  • 両社ともハイデッカー4列シート補助席付き・化粧室なし車両で運行。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]