本願寺 (鳥取市)

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本願寺(ほんがんじ)とは、鳥取県鳥取市寺町27に存在する寺院である。宗派は浄土宗。山号は選択山。竜宮の梵鐘が国指定の重要文化財となっている。

概要[編集]

鳥取城織田信長の家臣・羽柴秀吉によって落とされ、鳥取は秀吉の家臣・宮部継潤に与えられた。継潤は天正9年(1581年)に栄誉(幻身)に帰依して本願寺を創建した。これは京都知恩院の末寺となった。

本尊は木造阿弥陀如来立像で高さはおよそ1メートル、二重の台座に安置されている。両脇侍は池田氏による寄進による観音・勢至の両菩薩とされ、これらの高さは45センチである。

このほか、天竺地蔵や地蔵尊が数多くあり、中国地方最古のものと伝わる竜宮の梵鐘もある。この梵鐘は口径75.5センチ、高さ123センチで龍女の依頼によって奉納されたという伝説を持っており、平安時代の特色が色濃く見られるもので、国指定の重要文化財となっている。