本光明寺

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本光明寺(ほんこうみょうじ)は、奈良県磯城郡田原本町大字千代1159にある真言律宗寺院である。山号は勝楽山。

概要[編集]

元は現在の天理市、昔の添上郡森本村に存在した寺であったが、明治7年(1874年)に一時廃寺となる。明治31年(1898年)、現在の地にあった勝楽寺と合併した際に、現在の山号、寺の名前に改めたという。勝楽寺は弘法大師こと空海の創建と言われているが、詳しい寺歴は不詳。

境内の池は鏝字の池といわれ、秦楽寺の阿字の池、広陵町田中の与楽寺の吽の池と共に「大和三楽寺の三池」と呼ばれている。寺宝の木造十一面観音立像は、像高174センチ、檜の一木造で、平安時代中期の作品である。旧本光明寺の旧仏で、国指定の重要文化財となっているが、現在は奈良国立博物館に寄託されている。

アクセス[編集]