ここにいても、いいのかな?
映画 すみっコぐらし ツギハギ工場のふしぎなコ
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映画 すみっコぐらし ツギハギ工場のふしぎなコ(えいが すみっコぐらし ツギハギこうじょうのふしぎなコ)とは、2023年11月3日に公開されたすみっコぐらしのアニメ映画である。
すみっコぐらしの映画第3弾。2022年12月23日に新作映画の制作が発表され、7月6日にタイトルと正確な公開日等が公表された。
今回はしろくまがクローズアップされ、しろくまが小さかった頃、北にいた頃のストーリーも語られる。
入場特典として、くま工場長の褒め言葉のカードが人数分もらえる。[2]
ゲストキャラクター[編集]
- くま工場長
- 褒め上手なツギハギ工場の工場長。しかし正体は…
この他にもう1人いるが、存在自体がネタバレのためストーリー節を参照。
ストーリー[編集]
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尚、チャプター名は勝手につけたものである。
- ぬいぐるみ
- 吹雪の中にたたずむかまくら。その中には親子が住んでいた。子供がぬいぐるみを取り出すとしろくまとともに映る写真があった。
- そしてぺんぎん (本物)がそのぬいぐるみを持ちながら新たな場所に歩きだしていった。
- ある日、すみっコたちの家にぺんぎん (本物)がやってきた。しろくまの兄弟たちから受け取ったぬいぐるみを届けに来たのだ。
- しかし、ボタンが取れていた。途中で無くしてしまったようだ[s 1]。そこでみんなでボタンを探しに行くことになったのだった。
- ツギハギ工場
- 森の中でボタンを探すすみっコたち。ペンギン (本物)はもぐらの掘った穴に落ちてしまい、見失われる。
- そんな中ですみっコたちは森の中で「ツギハギ工場」を発見。しかしすみっコたちは煙突があった事からお風呂屋さん(銭湯)だと勘違いし無人の工場に侵入。
- 工場の作業室に入ったすみっコたち。するとしろくまが工場の作動ボタンをボタンと勘違いし取ろうと行くとゴミで滑ってしまった。で、ボタンを押してしまい工場が作動してしまう。
- そんな中やって来たのは「くま工場長」。しろくまがボタンを押してしまった事に対して「ありがとう」と謎の返答をした。しろくまがボタンを落としてしまった事を伝えるとベルトコンベアーから落とし物が運ばれてきた。その中からボタンを探すしろくまを横目にそれを使っていろいろな物を作り出していた。
- ぬいぐるみのボタンは見つからなかったが、みんな楽しく帰っていったのであった。
- 働くすみっコたち
- 翌日。またお客さんがやって来た。ぺんぎん (本物)かと思いきや、やって来たのはくま工場長であった。
- みんな工場で働くのを誘うが、すみっコたちは自分たちが出来るか不安。するとくま工場長がそれぞれの良い所を言って説得[s 2]。すみっコたちはバスに乗ってツギハギ工場に向かうのであった。
- バスの中で制服に着替えたすみっコたちは早速以下の持ち場についておもちゃ作りを初めた。
- 布切り→とかげ
- 縫い合わせ→しろくま
- 綿詰め→ねこ
- 検品担当→ぺんぎん?
- 梱包担当→とんかつ
- おもちゃ作りが楽しいすみっコたちはあっという間に夜になった。疲れてお腹が空いたすみっコたちにくま工場長は社員食堂のバイキングを紹介。
- みんなでお腹いっぱい食べ、眠くなったすみっコたち。くま工場長が社員寮に案内し、みんな個人の部屋に案内してあげた。ただし結局全員ロビーのすみっコで寝ていた。
- その夜。くま工場長は倉庫の奥の秘密の部屋へ入っていたのであった。
- 起きる時間になってもまだ眠いすみっコたち[s 3]。
- 朝の工場前でのラジオ体操[s 4]にはギリギリで到着する事になった。その後工場に戻ると設備がいきなりハイテクになっていた。
- アーム[s 5]たちに連れられて持ち場に行くと今日の目標が発表。ハイテクになった設備を使って目標を達成しながら、続々と生産数は伸びていったのであった。
- しかし、くま工場長は更に生産量を増やしたいのであった…
- 多忙のツギハギ工場・町の惨状
- ある日とんかつは倉庫にあった謎の機械に入ってしまった。出てきたのは大量のニセとんかつ。中刻まれた刻印を消せば動かなくなることを発見し、全てのニセとんかつの動きを止めるも、生産量は下がっていったのであった。
- その後目標はどんどん増えていき、出た目標は「おにんぎょう 1000こ」。多忙によってみにっコが間違えて梱包され、出荷されてしまった。
- みにっコたちが辿り着いたのはいつもの町。そこにはツギハギ工場で作られた大量のおもちゃが動き、町の機能をほとんど停止させていたのであった。
- みにっコたちは歩いて工場へ戻り始めたのであった。
- くま工場長の正体
- すみっコたちがみにっコを助けるために外に出ようとするにも、工場のロボットやアームたちが許さず、すみっコたちを捜索してくる。くま工場長によって工場を止めてもらうために工場長室へ向かったが、くま工場長はまるで魂が抜けたかのように動かなかった。すると帽子が外れ、そこにあったのはツギハギ工場で作られたおもちゃが動く刻印であった。つまりくま工場長もぬいぐるみだったのだ。
- つまり、工場を動かすのはくま工場長ではなく工場そのものだった事が判明するのであった。
- その頃、みにっコたちは工場に到着。しかし前面の警備は万全となっており、入れそうになかった。警備員のおもちゃたちがみにっコたちを追いかける中、もぐらが穴の中へ逃げるように誘った。
- ほとんど追いつかれていたざっそうは雑草になりすまし[s 6]。危機を脱したのであった。
- 穴の中にはもぐらだけでなく、ぺんぎん (本物)もいた。工場へ行きたいことを伝えると、地下のトンネルを伝って工場の中へ忍び込むことに成功。換気口を通じてすみっコたちがいる工場長室へ着き、見事再開を果たしたのであった。
- 町の惨状をみにっコたちが伝え、工場を止められないかと尋ねるが、それは無理。なんとかここから出なければならないが、出入り口の警備は万全となっており出られそうにない。
- そこでぺんぎんはおもちゃになりすまし警備をかいくぐる事を提案。作戦は大成功し、外に出ることが出来た。しかし、しろくまは大事なぬいぐるみを部屋においてきてしまった事に気づき、返送無しで箱の外にいきなり出て、すみっコたちと離れるのであった…
- ツギハギ工場の正体
- 工場から逃げ出したすみっコたちをおもちゃが追う[s 7][s 8]。そんな中工場の中の電光掲示板に表示されたのは「いかないで」「おもちゃがつくれなくなる」の文字。
- すると工場から腕と足が生え、工場が歩き出した。つまり、工場にも命があったのだった。
- 必死に逃げまとうすみっコたちを追うために、工場も火力を出すが限界に。工場は壊れてしまうのであった。それと同時に、町の、工場の中のおもちゃたちも、動きを止めるのであった…
- その頃しろくまは工房から出られず困っていると、突如揺れ始めてロボットたちは追尾しなくなった。その隙にロビーにあったぬいぐるみを取り、外に出ようとするも歩いているのに驚き諦める。
- 元の部屋に戻ると倉庫から一気に資材がこぼれ出し、しろくまは…
- 工場の過去
- 工場が止まり落ち着いた頃、上からふろしきが落ちてきた。しろくまがまだ工場の中に居ることに気づき、壊れた工場に入っていったすみっコたち。
- そこにはスプリンクラーから出た工場の「涙」が雨となって降り注いでいた。しろくまを発見し、帰ろうとした時、「ポチャン…」と涙の落ちる音が。誰かが泣いている。見捨てるわけにはいかないすみっコたちは倉庫へ向かうのであった…
- 涙の音が聞こえるのは倉庫奥の秘密の部屋。しかし鍵かかかっていた。しかしその鍵はくま工場長が落としてしまい、にせつむりの殻の中に入っていた。
- 鍵を開けると、そこには工場の過去の姿が回想として蘇るのであった。
- その昔、一軒家程度の小さな「工場」はおもちゃによって人々が喜ぶ顔を見るのが幸せであった。やがて工場は更に笑顔を見るために規模を増し、現在のような工場となり、従業員も増えたのであった。
- しかしその時代は長く続かず、誰もいなくなり廃墟化した工場は森の奥にたたずむだけになってしまったのであった…。
- その後工場が小さくなって、森の奥のような場所にたたずんでいた。そこで工場が泣いていた。
- おもちゃが作れなくなれば、もう工場として役に立たない。
- 役に立たない物、古くなった物は捨てられる。そう思っている工場はつるによって埋もれてしまった…
- しかし、しろくまは何度も壊れて、何度も直してもらったぬいぐるみを捨てなかった。それを伝え、他のすみっコたちもこれまでの工場での思い出、そして何よりおもちゃを作れなくともすみっコたちの大事な「仲間」だという事を。
- すると工場はつるから解き放たれ、すみっコたちと工場は元の森へ戻っていた。すると朝になった。
- 朝といえばラジオ体操。みんなで体操を始め、工場は笑顔を取り戻し、新しい「仲間」と共に、新たな一歩を踏み出すのであった。
- エピローグ:工場の新しい仕事
- 工場の新たな仕事を探していたすみっコたち。旅客業[s 9]や喫茶店(喫茶すみっコ)店員[s 10]を試みるも不可。
- そんな中まめマスターが出してくれたのは映写機であった。すみっコたちは着々と準備を進め、工場は映画館に生まれ変わり、映画によって再び多くの「笑顔」を見ることができるようになったのであった。
- 工場はすみっコたちの町を後にし、多くの街を回りながら「笑顔」を生み出していくのであった。
- 脚注
- ↑ 途中で木に荷物が引っかかり、ボタンだけが飛んでいってしまったようだが、何故引っかかったのに気づかず強引に進もうとしたのだろうか。
- ↑ しろくま→手先が器用、ぺんぎん→すごい観察力、ねこ→つめが便利あたりまでは良かったのだが、その後はとんかつ→さくさく、とかげ→青いなど雑になった。
- ↑ 寝ぼけたねこがざっそうを食べようとして、寝ぼけたとんかつがソースいる?と聞いてくるというコンビネーションが披露(?)された
- ↑ 現実世界のラジオ体操第一に似たような振り付けとなっている。
- ↑ お部屋のすみっこにいるアームではなく、工場備え付けのアーム。
- ↑ とゆーか、埋まるだけなのでなりすましてすらいない
- ↑ ちなみに、このシーンはすみっコぐらしで初となるアクションシーンとなっている。
- ↑ みにっコたちは飛行機に乗っているのだが、すみっコたちはなんととんかつ自身が車として動いている。それ、変装だよね…
- ↑ 頭に「かいそく」と旗を載せているので、「かくえきていしゃ」や「ふつう」もあったのだろうか
- ↑ 大きすぎるため不可
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ナレーション[編集]
前作までに引き続き本上まなみと井ノ原快彦が担当する…はずだった。
しかしながら、ジャニー喜多川氏の性加害問題によるジャニーズ事務所(10月17日にSMILE-UP.に改名)再編によって井ノ原快彦が副社長となることに伴い、事務所と製作委員会で協議が行われた。
その結果、作品特性や現状なども考慮した上で井ノ原快彦は降板し、本上まなみ1人でナレーションを行うこととなった。
ガイドブック[編集]
通常版と特別版があり、特別版には美術資料集とツギハギ工場からの脱出シーン絵コンテ、エピローグの制作カットなどが収録されている。価格は通常版800円、特別版1500円。
テレビ放送[編集]
本編の放送実績は無いが(当たり前)、本作公開と合わせて以下の番組が放送された。
アニメ すみっコぐらし そらいろのまいにち[編集]
本作公開に先立って、絵本 すみっコぐらし そらいろのまいにちの内容が各キャラクターごとに5分アニメとして10月26日から1日おき程度に日本テレビ系列で放送された。
しかし早朝4時〜5時の放送である上に、この時間帯は枠がゴタゴタしているため放送時間が決まらず、連ドラ予約が効かないため一番の対象年齢の子どもたちは見るのが困難な状況であった。
- 主な変更点
この節はまだ執筆途中です。加筆、訂正して下さる協力者を募集中!
ちょっと変わった程度の物は含まない。
- とかげのおはなしにてとかげが本の紹介文そのものに紙をはっつけて恐竜である事を隠すくだりがあったが、アニメではナレーターに対して「しー」と言わないように促すように変更された[3]。
- しろくまのおはなしの北にいた頃のエピソードに本映画にて登場したツギハギのぬいぐるみが追加で描かれた。
news zero特別版 "すみっコ"たちはなぜひとびとを魅了するのか?[編集]
2023年11月5日4時00分からnews zeroの特別版として放送された。
9月13日に品川大師に開業したすみっこぐらし庵に行った人々へのインタビューを通じて、すみっコぐらしが人気になった理由などが冒頭で放送され、随所随所で上記の絵本 そらいろのまいにちのアニメが放送された。
埼玉県立飯能高校のすみっコ図書館についてや、ナレーターを務めた本上まなみのエピソード等が語られた後、貸し切った映画館にて作者であるよこみぞゆり[4]との対談パートとなり、最後は描き下ろしのイラストにてしろくまが「となりにいるよ」とすみっコをゆずる絵がメッセージとして描かれた。
尚、前半はCMにすみっコぐらし関連の物に偏っており、特にこの映画の広告に至っては5回以上も放送された[5]上に、番組内でも2回ほど映像のみで流れている。一方後半は一般的なCMのみと前後半の落差が激しかった。
とかげ・しろくま・ぺんぎんのおはなしは初回放送となった。
- ↑ これまでの2作品から続投。
- ↑ コインでこすることで言葉が出てくる仕様となっている。
- ↑ その前に既に言われてしまったが。
- ↑ 体出し、声出し共にNGということで見た目はくま工場長のイラストで隠し、よこみぞのセリフは音声無しで字幕のみとなった。
- ↑ その上2回目〜4回目は連続して放送された。
関連項目[編集]