新潟・福島豪雨
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新潟・福島豪雨(にいがた・ふくしまごうう)とは、新潟県と福島県を中心に発生した豪雨災害のことであり、これまでに2つある(平成16年7月・平成23年7月)。
平成16年7月新潟・福島豪雨[編集]
2004年7月12日夜から13日にかけて、日本海から東北南部にのびる梅雨前線の活動が活発となった。13日朝から昼頃にかけて、新潟県中越地方や福島県会津地方で非常に激しい雨が降り、日降水量は栃尾(新潟県栃尾市)で421mm、宮寄上(新潟県加茂市)で316mm、只見(福島県只見町)で325mmを観測するなど、記録的な大雨となった。この集中豪雨により、新潟県三条市、見附市、中之島町を流れる五十嵐川や刈谷田川では、相次いで堤防が決壊し、多数の浸水害が発生した。
平成23年7月新潟・福島豪雨[編集]
2011年7月27日から30日にかけて、新潟県と福島県会津を中心に大雨となった。特に、28日から30日にかけては、前線が朝鮮半島から北陸地方を通って関東の東にかけて停滞し、前線に向かって暖かく非常に湿った空気が流れ込み、大気の状態が不安定となって、新潟県と福島県会津を中心に「平成16年7月新潟・福島豪雨」を上回る記録的な大雨となった。この期間の降水量は、福島県会津の多いところで700ミリ、新潟県の多いところで600ミリを超え、7月の月降水量平年値の2倍以上となった。
この大雨により、新潟県、福島県において死者4名、行方不明者2名となった(平成23年9月8日17時00分現在)。また、新潟県、福島県では各地で堤防の決壊や河川の氾濫による住家の浸水・農地の冠水が発生したほか、土砂災害による住家や道路の被害も多数発生した。その他、停電、断水が発生し、交通機関にも大きな影響が出た。
被害状況[編集]
平成16年7月新潟・福島豪雨
- 死者16名・負傷者83名
- 住家全壊71棟・半壊5,657棟・一部損壊82棟
- 床上浸水1,916棟・床下浸水6,261棟
平成23年7月新潟・福島豪雨
- 死者4名・行方不明者2名・負傷者13名
- 住家全壊74棟・半壊1,000棟・一部損壊36棟
- 床上浸水1082棟・床下浸水7,858棟
参考文献[編集]
- 平成16年7月新潟・福島豪雨 - 気象庁
- 平成23年7月新潟・福島豪雨 - 気象庁