恐竜

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恐竜(きょうりゅう、(Dinosaur, ダイナソア/Dinosauros, ディノサウルス))は、かつて地球上を生きていた、現代では絶滅した脊椎動物に分類される古生物群の総称である。

生存していた時代があまりにも昔すぎるため生体組織などの生存痕跡が石化した状態で地表などから出土し、化石の名で呼ばれる。

歴史[編集]

主に中生代に陸上で栄えた爬虫類を指し、三畳紀中期に出現し白亜紀の終わり頃に絶滅した。陸上だけでなく海中、空中にも分布しており、骨盤の形によって竜盤目鳥盤目に分類され、また食性肉食性草食性にも分かれる。

絶滅の原因としてはメキシコユカタン半島に巨大隕石が衝突した(痕跡がチクシュルーブ・クレーター)という隕石衝突説が有力視されており、約6,600万年前に起こったとされている。

詳細は「K-Pg境界」を参照

この衝突した隕石の破壊力を列挙すると:

  • 衝突速度 - 時速6万4,000キロ
  • 爆発衝撃 - 推定TNT火薬100兆トン分以上
    • 地震 - マグニチュード11以上
    • 津波 - 波高300メートル以上
  • クレーター痕 - 直径185キロメートル、地下数千メートル
  • 爆風 - 時速965キロの衝撃波を伴う暴風
  • 被害範囲 - 地球全体

なお、「あと数百キロほど落下位置がズレていれば恐竜は絶滅しなかった(哺乳類・人類が台頭しなかった)」かもしれないらしい。

隕石衝突後も進化を続けた恐竜の末裔として、鳥類は恐竜から分岐・進化して現在に至った可能性がある。

命名者と由来[編集]

1842年イギリス生物学者比較解剖学者古生物学者だったリチャード・オーウェンによって命名された。

命名の由来はギリシア語で「恐ろしい」を意味するdeinosと、トカゲを意味するsaurosを掛け合わせた造語である。

生きている化石[編集]

ほとんどの恐竜は今日では化石でしか生存を知ることが出来ないが、ごく一部で恐竜時代からほとんど姿を変えることなく現在も生存している生物類がおり、それらを総称して生きている化石または生きた化石(英語:living fossil)と呼ぶ。

有名な例としては肺魚(肺魚亜綱)、シーラカンス(魚類)、オウムガイ(貝類)、メタセコイア(植物類)、タカアシガニ(甲殻類)、カブトエビ(甲殻類)、あとゴキブリ(昆虫)も。

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参考文献[編集]

外部リンク[編集]