シーラカンス
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シーラカンスとは、硬骨魚綱シーラカンス目に属する魚類の総称である。
概要[編集]
体は硬い鱗で覆われている。背骨は無く、代わりに軟骨の脊柱がある。
現存するものは、深海のみに生息するが、絶滅したものは川や浅瀬にも生息していた。
現存するものは2メートルほどだが、白亜紀には3メートルのシーラカンスもいた。
シーラカンスの歴史[編集]
今から4億年前の古生代デボン紀に、シーラカンスが現れたと言われている。
中生代になると海にも生息するようになり、中生代白亜紀まではよく栄えていた。新生代からは化石が見つかっていない。
1938年12月22日、ラティメリア・カルムナエ(アフリカシーラカンス)が南アフリカで発見された。それまでは「シーラカンスは白亜紀に絶滅した」と考えれており、「20世紀最大の生物学的発見」と言われた。
1997年9月、インドネシアのスラウェシ島で、新婚旅行中だったアメリカのマーク・アードマン氏が魚市場でシーラカンスを見つけ、写真を撮った。この時見つけたシーラカンスは直後に消失してしまった。
マーク・アードマンは、漁師からシーラカンスを情報を集め、翌年の1939年に標本を入手することが出来た。DNA解析を行った結果別種であると判明し、「ラティメリア・メナドエンシス」と名付けられた。
生きた化石[編集]
見た目がデボン紀から変わっていないため、「生きた化石」と呼ばれる。
深海は環境の変化は少なく、進化のする必要がなかったため、見た目が変わっていない。