オウムガイ

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オウムガイ
分類
オウムガイ目
オウムガイ科
オウムガイ属
オウムガイ
名称
学名Nautilus pompilius
Linnaeus, 1758
和名オウムガイ (鸚鵡螺、王蟲貝)
英名Chambered nautilus
Pearly nautilus
保全状況
ワシントン条約附属書II

オウムガイとは、オウムガイ科の生きた化石である。

概要[編集]

殻径140〜220mmで、殻幅 9cm。雄は雌より大きく、開口部が広い。

殻の色調は様々で、褐色・赤褐色から紫褐色の不規則な単条と分岐縞があり、成熟すると体腔に欠ける。

縞模様は腹部から臍まで続くものと、脇腹の中ほどで止まり、臍を囲むように白色斑が目立つものがいる。

頭巾は平らな白いイボ状の突起で覆われ、頭巾に2本の顕著な白い隆起がある。

生態[編集]

太平洋西部とインド洋に分布する。

生物の死骸やデトリタス、貝、甲殻類、カニを食べる。

寿命は15~20年ほど。

分類[編集]

オウムガイは、カール・フォン・リンネにより記載された。

本種は2亜種に分かれる。

人間との関係[編集]

アクアリウムで飼育される事もある。2016年にワシントン条約に掲載されて以降、値段が高騰している。