微妙公御発語
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微妙公御発語(みみょうこうごはつご)とは、加賀藩主・前田利常に関する史料である。
概要[編集]
著者・成立年代[編集]
序文などが存在しないため、著者も成立年代も不明[1]。内容から江戸時代後期の可能性がある。
別称は『微妙公御夜話』(みみょうこうごやわ)、『利常卿御夜話』(としつねきょうごやわ)、『微妙公遺事』(みみょうこういじ)[1]。
内容[編集]
合戦についての記述は少なく、かぶき者や盗賊など、小松城下の出来事や江戸往還の見聞、あやつり、能などの芸能についての記事が多い。織田信長・豊臣秀吉・上杉謙信・武田信玄について利常がそれぞれ評価を下しており、「武勇成御人」「太閤などは無類成御生得与御意」「余程なる生れ付」と信長・秀吉・謙信については高評価しているが、「ちいさくて役にたたぬ」と信玄のみは酷評している。利常が自ら出陣した大坂の陣についても語られている[1]。