川田文子
ナビゲーションに移動
検索に移動
川田 文子(かわた ふみこ、昭和18年(1943年) - 令和5年(2023年)4月2日)は、日本の女性ノンフィクション作家。日本の戦争責任資料センター共同代表。戦争と女性の人権博物館呼びかけ人。
略歴[編集]
茨城県出身で、最初は雑誌記者だったが、後にフリーに転身。昭和62年(1987年)、朝鮮半島出身の元慰安婦の女性らへの聞き取りをまとめた長編ノンフィクション「赤瓦の家―朝鮮から来た従軍慰安婦」を出版。元慰安婦への国家補償を求める市民基金の代表に就任し、アジア各地の慰安所を調査した「日本の戦争責任資料センター」の共同代表を務めた。著書に慰安婦関係のものが多数存在する。
令和5年(2023年)4月2日午後8時51分、胃癌のため、東京都の病院で死去した。79歳没。葬儀は近親者で行われた。
著書[編集]
- 『つい昨日の女たち』(冬樹社 1979年)
- 『女たちの子守唄』(第三文明社 1982年)ISBN 978-4476031003
- 『琉球弧の女たち』(冬樹社 1983年)
- 『赤瓦の家―朝鮮から来た従軍慰安婦』(筑摩書房 1987年)ISBN 978-4480812353
- 『ふっ子さん保育園をはしる―現代子預け考』(ユック舎 1990年)
- 『皇軍慰安所の女たち』(筑摩書房 1993年)ISBN 978-4480813374
- 『戦争と性-近代公娼制度・慰安所制度をめぐって』(明石書店 1995年)ISBN 978-4750306933
- 『インドネシアの「慰安婦」』(明石書店 1997年)ISBN 978-4750309279
- 『「従軍慰安婦」をめぐる30のウソと真実』吉見義明編著、川田文子編著(大月書店 1997年)ISBN 978-4272520503
- 『授業「従軍慰安婦」―歴史教育と性教育からのアプローチ 』(教育史料出版会 1998年)ISBN 978-4876523382
- 『女という文字、おんなということば』(明石書店 2000年) ISBN 978-4750313269
- 『自傷―葛藤を〈生きる力〉へ』(筑摩書房 2004年)ISBN 978-4480863560
- 『イアンフとよばれた戦場の少女』(高文研 2005年)ISBN 978-4874983423