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川崎クローム工業

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
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川崎クローム工業株式会社
Kawasaki Chrome Industry Co., LTD.
種類 株式会社
略称 川クロ
本社所在地 日本
210-0854
神奈川県川崎市川崎区浅野町3-7
設立 1960/01/06
業種 製造業
事業内容 工業用硬質クロームめっき施工
代表者 竹屋昭宏 代表取締役
資本金 1,000万円
主要株主 第一高周波工業株式会社
外部リンク https://www.kawasaki-chrome.co.jp/

川崎クローム工業株式会社(かわさきクロームこうぎょうかぶしきがいしゃ、1960年昭和35年〉1月6日 - )は、工業用硬質クロームめっきを専業とする、神奈川県川崎市川崎区に本社を置く、中小企業である。

特長[編集]

工業用硬質クロームめっきの処理企業は国内におよそ120社程度存在する。各種めっきの処理を行う企業があるが、川崎クローム工業株式会社[1]工業用硬質クロームめっきの専門業者。首都圏内にはめずらしい大型のめっき槽を有していることが特徴である。主要顧客(業界)は、鉄鋼、製紙、化学製品、重電など。また、原子力部品、航空機部品、防衛産業部品などの取り扱い認定も受けている。 クロムフリーのニーズの高まりの中にあっても、六価クロム処理専門の取り扱いである。このような環境負荷対策の厳しい要求がある中、エコ環境の排ガス処理装置や、イオン交換によるめっき排水処理のクローズドシステムなどを取り入れ、環境対策を行っている。

沿革[2][編集]

保有設備[6][編集]

  • クロムめっき槽 (6槽) - 最大:2,200 mm × 3,000 mm × 7,000 mm (44,500L)
  • アルカリ浴槽(1槽) - 1,200 mm × 1,800 mm × 3,000 mm (6,000L)
  • 酸処理槽(1槽) - 600 mm × 600 mm × 3,500 mm (1,000L)
  • 円筒研削盤(4台) - 最大:φ1,600 mm × 8,000 mm (東芝機械(現:芝浦機械株式会社)製)
  • 鏡面円筒研削盤(3台) 最大:φ1,600 mm × 7,000 mm (ミラック製)
  • 液体ホーニング装置(1台) - 1,500 mm × 1,500 mm × 1,500 mm (不二精機製造所(現:芝浦機械株式会社)製)
  • ベーキング(熱処理)装置(3台) - 1,500 mm × 1,000 mm × 1,500 mm (田葉井製作所製(現:エスペック株式会社)) ほか

死亡事故[編集]

  • 2012年9月6日付の神奈川新聞によると、平成24年(2012年)6月18日に1,000 mm × 10,000 mm × 2,000 mm のめっき槽に作業員(当時57歳)が転落し、敗血症による死亡事故が発生している。
  • 安全帯不使用の安全対策不備として、取締役部長が書類送検された。
  • 厚生労働省 職場のあんぜんサイトによると、『被災者はメッキ槽上の足場で板材を間隔的に配置し、その上にシートカバーを掛ける際、シートの先端を踏んでいることに気付かないまま引っ張り上げたため、そのままバランスを崩し、メッキ槽内に転落した。 』[7]

脚注[編集]

  1. 川崎クローム工業株式会社”. 2025年1月24日確認。
  2. 会社概要” (日本語). 川崎クローム工業株式会社. 2025年1月20日確認。
  3. 浅野町工業団地”. www.asanodanchi.sakura.ne.jp. 2025年1月20日確認。
  4. 神奈川県. “かながわ中小企業モデル工場について” (日本語). 神奈川県. 2025年1月20日確認。
  5. 第一高周波工業” (日本語). www.dhf.co.jp. 2025年1月20日確認。
  6. 設備情報” (日本語). 川崎クローム工業株式会社. 2025年1月20日確認。
  7. 厚生労働省 職場のあんぜんサイト 労働災害事例”. 2025年1月24日確認。