島崎隆
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島崎 隆(嶋崎 隆[1][2]、しまざき たかし、1946年 - )は、哲学者。一橋大学名誉教授。ドイツの弁証法的哲学、社会主義エコロジー、エコマルクス主義などを研究している。
経歴[編集]
埼玉県大宮市(現・さいたま市)生まれ[3]。1969年一橋大学経済学部卒業[1]。1972年まで群馬県で高校教諭[4]。1979年一橋大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学[1]。博士課程単位修得論文は「形式論理学の本質に関する弁証法的考察」、指導教官は岩崎允胤[5]。1979年一橋大学社会学部助手、1980年同専任講師、1981年同助教授、1989年同教授[1]。1994年「ヘーゲル弁証法と近代認識 : 哲学への問い」で社会学博士(一橋大学)[6]。2000年一橋大学大学院社会学研究科教授[1]。東京唯物論研究会(東京唯研)会員[7]。
著書[編集]
単著[編集]
- 『対話の哲学――議論・レトリック・弁証法』(みずち書房、1988年/増補新版、こうち書房、発売:桐書房、2013年)
- 『思想のシビルミニマム』(大月書店[科学全書]、1991年)
- 『ヘーゲル弁証法と近代認識――哲学への問い』(未來社、1993年)
- 『ポスト・マルクス主義の思想と方法』(こうち書房、発売:桐書房、1997年)
- 『ウィーン発の哲学――文化・教育・思想』(未來社、2000年)
- 『現代を読むための哲学――宗教・文化・環境・生命・教育』(創風社、2004年)
- 『エコマルクス主義――環境論的転回を目指して』(知泉書館、2007年)
- 『《オーストリア哲学》の独自性と哲学者群像――ドイツ哲学との対立から融合へ』(創風社、2017年)
共編著[編集]
- 『哲学のリアリティ――カント・ヘーゲル・マルクス』(岩佐茂、尾関周二、高田純、種村完司共著、有斐閣[有斐閣双書]、1986年)
- 『ヘーゲル用語事典』(岩佐茂、高田純共編、未來社、1991年)
- 『意識と世界のフィロソフィー――<私>はいまどこにいるのか』(石井伸男共編、青木書店、1994年)
- 『精神の哲学者 ヘーゲル』(岩佐茂共編著、創風社、2003年)
- 『地球環境の未来を創造する――レスター・ブラウンとの対話』(編、旬報社[一橋大学大学院社会学研究科先端課題研究叢書]、2010年)*嶋崎 隆表記
- 『戦後マルクス主義の思想――論争史と現代的意義』(岩佐茂、渡辺憲正共編著、社会評論社、2013年)
訳書[編集]
- J.ゼレニー『弁証法の現代的位相――合理性の歴史と理論』(早坂啓造共監訳、梓出版社、1988年)
- ピーター・シンガー『ヘーゲル入門――精神の冒険』(青木書店、1995年)
- ベルンハルト・ヘルツル、フリードリヒ・ミューレッカー、ハンス・ウーラッハ『哲学の問い[討議用]』(監訳、晃洋書房、2002年)
- アクセル・ホネット『自由であることの苦しみ――ヘーゲル『法哲学』の再生』(明石英人、大河内泰樹、徳地真弥共訳、未來社[ポイエーシス叢書]、2009年)
- W.イェシュケ『ヘーゲルハンドブック――生涯・作品・学派』(神山伸弘、久保陽一、座小田豊、高山守、山口誠一共監訳、知泉書館、2016年)
分担執筆[編集]
- 岩崎允胤編『実践的唯物論の方法と視角 上 科学の方法と社会認識』(汐文社、1979年)
- 仲本章夫編著『認識・知識・意識――現代的到達点を探る』(創風社、1992年)
- 村岡到編『宗教と社会主義との共振Ⅱ』(ロゴス、2021年)
出典[編集]
- ↑ a b c d e 嶋崎隆 一橋大学大学院社会学研究科・社会学部
- ↑ researchmap
- ↑ 日外アソシエーツ編『新訂 現代日本人名録98 2. かな~せ』日外アソシエーツ、1998年
- ↑ 現代を読むための哲学―宗教・文化・環境・生命・教育 紀伊國屋書店
- ↑ 「昭和53年度 学位授与・単位修得論文(PDF)」『一橋研究』第4巻第1号、1979年
- ↑ CiNii 博士論文
- ↑ 定例研究会・移動研究会 東京唯物論研究会