小崎登明
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小崎 登明(おざき とうめい、昭和3年(1928年)3月1日 - 令和3年(2021年)4月15日)は、日本のカトリック修道士。長崎の被爆体験者の一人。本名は田川 幸一(たがわ こういち)。
略歴 [編集]
当時は日本統治下にあった朝鮮半島の羅津に生まれる。本籍は長崎県長崎市。
昭和20年(1945年)8月9日、17歳の時に長崎の爆心地からわずか2.3キロの工場で被爆した。母はこの長崎市への原爆投下により行方不明となり、小崎は孤児となって長崎市の修道院に身を寄せた。
以後は修道士の道を歩み、さらに自らの経験を軸にして被爆体験の語り部、平和への活動家としても活動し、平成6年(1994年)から平成19年(2007年)まで平和推進協会継承部会にも所属し、修学旅行生などに自らの被爆体験を語り、原爆の悲惨さを伝えてきた。
令和3年(2021年)2月から長崎市内の病院に入院。同年4月15日午後6時48分、膵臓癌のため、長崎市の聖フランシスコ病院で死去した。93歳没。