小崎登明

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動
Wikipedia-logo.pngウィキペディアの生真面目ユーザーたちが小崎登明の項目をおカタく解説しています。

小崎 登明(おざき とうめい、昭和3年(1928年3月1日 - 令和3年(2021年4月15日)は、日本カトリック修道士。長崎の被爆体験者の一人。本名は田川 幸一(たがわ こういち)。

略歴 [編集]

当時は日本統治下にあった朝鮮半島の羅津に生まれる。本籍は長崎県長崎市

昭和20年(1945年8月9日、17歳の時に長崎の爆心地からわずか2.3キロの工場被爆した。母はこの長崎市への原爆投下により行方不明となり、小崎は孤児となって長崎市の修道院に身を寄せた。

以後は修道士の道を歩み、さらに自らの経験を軸にして被爆体験の語り部、平和への活動家としても活動し、平成6年(1994年)から平成19年(2007年)まで平和推進協会継承部会にも所属し、修学旅行生などに自らの被爆体験を語り、原爆の悲惨さを伝えてきた。

令和3年(2021年)2月から長崎市内の病院に入院。同年4月15日午後6時48分、膵臓癌のため、長崎市の聖フランシスコ病院で死去した。93歳没。