「第2回エンペディア大賞」が2月いっぱい開催中です。2024年に作成された記事の中から、お気に入りの記事に投票しましょう!
宗哲覚書(そうてつおぼえがき)とは、後北条氏の一族で教養人であった北条幻庵が、娘が嫁ぐ際にその輿入れに当たっての様々な心得などを記して与えた覚書である。漢字交じりの仮名文で、全24か条にわたり、内容も多岐にわたっていることから、当時の戦国大名の奥向きの様子、大名家の女性の教養などについて詳しく知ることができる極めて重要な史料である[1]。宗哲とは幻庵の法号である。
永禄3年(1560年)12月に幻庵の娘・鶴松院殿が吉良氏朝に嫁ぐ際に与えた覚書とされている[1]。