姜徳相
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姜 徳相(カン・ドクサン、강덕상、1932年2月15日 - 2021年6月12日)は歴史学者。専門は朝鮮近現代史、朝鮮独立運動。2005年11月、在日韓人歴史資料館初代館長。
略歴[編集]
現在の韓国慶尚南道咸陽郡の出身で、日本では東京都渋谷区に本籍を持っていた。既婚者で長男あり。
関東大震災の際に発生した日本人による朝鮮人の虐殺を研究したりした。早稲田大学を卒業し、平成元年(1989年)に在日韓国人で初となる国立大学教授になり、一橋大学に就任する。定年退官した後、滋賀県立大学に移っている。平成17年(2005年)に開設した東京都港区の在日韓人歴史資料館の初代館長にも就任している。
令和3年(2021年)6月12日午前9時30分、悪性リンパ腫のため東京都の病院で死去。89歳没。
著書[編集]
単著[編集]
- 『関東大震災』中公新書、1975年
- 『朝鮮独立運動の群像―啓蒙運動から三・一運動へ』青木書店、1984年
- 『朝鮮人学徒動員―もう一つのわだつみのこえ』岩波書店、1997年
- 『呂運亨評伝1 朝鮮三・一独立運動』新幹社、2002年
- 『関東大震災・虐殺の記憶』(青丘文化叢書)青丘文化社、2003年
- 『呂運亨評伝2 上海臨時政府』新幹社、2005年
- 『時務の研究者 姜徳相 – 在日として日本の植民地史を考える』(姜徳相聞き書き刊行委員会編)三一書房、2021年
編著[編集]
- 『現代史資料6 関東大震災と朝鮮人』みすず書房、1963年
- 『現代史資料25~30 朝鮮』1~6、みすず書房、1966~1976年