女子刑務所

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女子刑務所(じょしけいむしょ)とは、日本犯罪を犯した女性収監される刑務所のことである[1]

概要[編集]

普通の刑務所、つまり男性が収監される刑務所と、女性刑務所の大きな違いは、「育児室が存在している」という点がまず挙げられる。女性の場合、収監された際に妊娠している可能性もあるためで、かといって妊娠した女性をそのまま放置もできないので、刑務所内での出産は不可能ということで、出産間際になると外部の病院に移送されて入院、そして出産という流れになる。そして、出産後はその経過を見て刑務所に戻ることになる。そして、生まれた子供についてであるが、受刑者の申し出すなわち母親からの申し出があれば、刑務所内にある育児室で過ごすことができる。ただし、母親はこの時点ではあくまで受刑者なので、それが許されるのは子供が満1歳の時までで、申請すれば延期が認められるが、それも最大で半年ほどである。そして、それ以降の子供は養育施設あるいは親族に預けられることになる[1][2]

次に、男性刑務所との違いは、女子刑務所の刑務官は90パーセント以上が女性であるということである。勿論、女子刑務所においても男性の刑務官は存在するが、それらは50歳以上の管理職の面々が大半であり、また男性は基本的に女性受刑者と接触しないようにされている。なぜ、全て女性刑務官にしないかというと、全て女性にしてしまうと問題が起きる経験則を尊重して男性の刑務官を配置しているのである。特に暴動などがそれであり、その有事を備えて男性刑務官が配属されているのである[2]

最後に、男性刑務所との違いは、女子刑務所の場合は服装あるいは髪型などにおいて、男性の受刑者より規則に寛容な一面があるところである。男性受刑者の場合、出所する前の一時期を除いて強制的に丸刈りにされるが、女性受刑者の場合はショートカット、あるいは髪を後ろに束ねるならば伸ばしても問題ないとされているのである。また、季になるとワンピースが支給される刑務所もあり、最小限の範囲におけるおしゃれが許されている[2]

なお、日本における女子刑務所の数は、9か所である。

日本における女子刑務所の一覧[編集]

脚注[編集]

注釈[編集]

出典[編集]

  1. a b 「もしも刑務所に入ったら『日本一刑務所に入った男』による禁断解説」河合幹雄ワニブックス2019年。P43
  2. a b c 「もしも刑務所に入ったら『日本一刑務所に入った男』による禁断解説」河合幹雄ワニブックス2019年。P44

参考文献[編集]