大井赤亥
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大井 赤亥(おおい あかい、1980年11月27日[1] - )は、政治学者。元・東京大学非常勤講師。立憲民主党衆議院広島県第2区総支部長。
略歴[編集]
東京都生まれ、広島市育ち[2]。父は美術評論家の大井健地[3]。母は美術家のいさじ章子[4][5]。広島市立白島小学校、仁保中学校、基町高校卒業[6]。2008年東京大学法学部卒業。2014年東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得退学[2]。2017年「ハロルド・ラスキの思想世界 : 20世紀における政治学と公共的知識人」で東大より博士(学術)を取得[7]。武蔵野大学グローバル・コミュニケーション学部非常勤講師(2014-2015)、日本学術振興会特別研究員(PD)(2015-2018)、東京大学教養学部非常勤講師(2014-2020)、昭和女子大学総合教育センター非常勤講師(2014-2020)、法政大学法学部兼任講師(2018-2020)、成城大学経済学部非常勤講師(2019-2020)、東京理科大学工学部非常勤講師(2019-2020)[8]。
2020年3月10日、立憲民主党は常任幹事会で、次期衆院選の広島2区に大井赤亥を擁立することを決定した[9][10]。同年9月に立憲民主党と国民民主党の両党が合流した新党・立憲民主党に参加した[11]。
人物[編集]
- 小学校4年生のとき、大学教授であった父親の転勤に伴い広島に来た。高校入学後、沖縄の米兵による少女暴行事件で基地撤去運動が盛り上がったことがきっかけで広島高校生平和ゼミナールに入った[12]。「世界子どもの平和像」の建立など戦争体験を継承する運動に関わった[6]。
- 東大生であった2003年6月4日、参議院憲法調査会公聴会に公述人として出席した[13]。
- 政治学者の五野井郁夫は、大井が衆議院広島2区・立憲民主党公認候補予定者になったことを受け、「このたび立憲民主党の公認が決定した大井赤亥さんは、最も優秀な若手政治学者の一人で、アカデミアに残ってほしかった逸材中の逸材。立憲民主党は彼を本当に大事にしてほしいものです。ニューリベラリズム以降のイギリス政治思想と福祉国家論、戦後政治学史までカヴァーできる人は本当に貴重なので。」とツイートしている[14]。
著書[編集]
- 『戦後思想の再審判――丸山眞男から柄谷行人まで』(大園誠、神子島健、和田悠共編、法律文化社、2015年)
- 『ハロルド・ラスキの政治学――公共的知識人の政治参加とリベラリズムの再定義』(東京大学出版会、2019年)
- 『武器としての政治思想――リベラル・左派ポピュリズム・公正なグローバリズム』(青土社、2020年)
- 『現代日本政治史――「改革の政治」とオルタナティヴ』(筑摩書房[ちくま新書]、2021年)
出典[編集]
- ↑ 大井赤亥 立憲民主党
- ↑ a b ハロルド・ラスキの政治学 / 大井 赤亥【著】 紀伊國屋書店ウェブストア
- ↑ 3月1日は、美術評論家でイタリア美術を愛好した親父・大井健地の三回忌でした 大井赤亥、2021年3月3日
- ↑ 大井赤亥さんの話を聞きました。 河野美代子のいろいろダイアリー(2020年8月25日)
- ↑ いさじ章子のご友人の皆様 いさじ章子の息子の大井赤亥です。... - 基町の文化人ーいさじ章子の小宇宙 Facebook(2017年8月19日)
- ↑ a b 【前編】「この街の人たちと、ともに歩んでいく」──政治不信に揺れる広島で3人の新人が想うこと インタビュー #73 立憲民主党
- ↑ ハロルド・ラスキの思想世界 : 20世紀における政治学と公共的知識人 東京大学学術機関リポジトリ
- ↑ 大井 赤亥 (Akai OHI) researchmap
- ↑ 立民、広島で2新人を擁立 次期衆院選 日本経済新聞(2020年3月10日)
- ↑ 前法相対抗馬に女性新人 立憲 時事ドットコム(2020年3月10日)
- ↑ 合流新党へ元・新12人 次期衆院選、立・国の中国地方小選挙区の立候補予定者 中国新聞デジタル(2020年9月7日)
- ↑ 人類は生きねばならぬ(8)若者たちの夢 中国新聞(1998年7月30日)
- ↑ 憲法調査会の経過 参議院憲法審査会
- ↑ https://twitter.com/gonoi/status/1272902657791885312