堀之内出版

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株式会社堀之内出版
Horinouchi Publishing
種類株式会社
本社所在地日本国旗.png日本
192-0355
東京都八王子市堀之内3丁目10-12フォーリア23 206
設立2011年7月創業
業種情報・通信業
事業内容出版
従業員数4名+アルバイトで運営[1]
外部リンクhttps://www.horinouchi-shuppan.com/
特記事項:法人番号:6010101009909

株式会社堀之内出版(かぶしきがいしゃ ほりのうちしゅっぱん)は、東京都八王子市に本社を置く人文系の出版社。

概要[編集]

2011年7月創業[2]。若者の労働問題に取り組むNPO法人POSSEの雑誌『POSSE』を刊行する目的で、POSSEの支援者が出資して立ち上げた[3][4]。社名の由来は住所の「八王子市堀之内」から[2]。労働問題総合誌『POSSE』、思想誌『nyx(ニュクス)』、日本国家公務員労働組合連合会(国公労連)編集の情報誌『KOKKO(こっこう)』の他、主に社会・人文関連の一般書を刊行している[5][6]。2013年に入社して編集や営業を担当している小林えみ氏は、出版のコンセプトについて「人と本に関わるテーマを「働く」、「生きる」、「考える」の3つに分類して、関連の本を発行しています」と述べている[4]。出版した書籍は取次を通さず、トランスビューを通して書店に卸す「トランスビュー取引代行」を利用している[3][6]

主な刊行物[編集]

雑誌[編集]

  • 『Posse』 - 2012年6月のVol.15から合同出版に代わり堀之内出版が発売。発行元はPOSSE。
  • 『nyx』 - 2015年1月創刊。
  • 『KOKKO』 - 2015年9月創刊。前身は日本国家公務員労働組合連合会(国公労連)の機関誌『国公労調査時報』[7]
  • 『マルクス研究会年誌』 - 2016年にマルクス研究者が立ち上げたマルクス研究会の機関誌[8]。発行元はマルクス研究会。

書籍[編集]

  • 萱野稔人編『ベーシックインカムは究極の社会保障か――「競争」と「平等」のセーフティネット』(2012年6月) - 最初に刊行した書籍。
  • 藤田孝典『ひとりも殺させない――それでも生活保護を否定しますか』(2013年2月)
  • ミヒャエル・ハインリッヒ『『資本論』の新しい読み方――21世紀のマルクス入門』(2014年4月) - 明石英人・佐々木隆治・斎藤幸平・隅田聡一郎訳。
  • 市野川容孝・渋谷望編著『労働と思想』(2015年1月)
  • 井上奈奈『ウラオモテヤマネコ』(2015年6月) - 井上の絵本を数冊刊行している。
  • マルクス・ガブリエル、スラヴォイ・ジジェク『神話・狂気・哄笑――ドイツ観念論における主体性(nyx叢書001)』(2015年11月) - 大河内泰樹・斎藤幸平監修、飯泉佑介・池松辰男・岡崎佑香・岡崎龍訳。
  • 藤田直哉編著『地域アート――美学/制度/日本』(2016年2月)
  • 河野真太郎『戦う姫、働く少女(POSSE叢書003)』(2017年7月)
  • マーク・フィッシャー『資本主義リアリズム――「この道しかない」のか?』(2018年2月) - セバスチャン・ブロイ、河南瑠莉訳。
  • 西口想『なぜオフィスでラブなのか(POSSE叢書004)』(2019年2月)
  • 斎藤幸平『大洪水の前に――マルクスと惑星の物質代謝』(2019年4月) - 2018年度ドイッチャー記念賞を受賞[9]
  • 石井雅巳『西周と「哲学」の誕生』(2019年9月)

出典[編集]

外部リンク[編集]