園光院(えんこういん、生没年不詳)は、甲斐国の戦国大名である武田氏の一族となる女性である。父は武田信玄の長男・武田義信。母は今川義元の娘・嶺松院殿。このため、園光院は武田信玄と今川義元の孫娘でもある。義信の娘として生まれるが、父の義信が永禄8年(1565年)に義信事件と呼ばれる事件で祖父の信玄に廃嫡されて2年後に死去し、母の嶺松院殿も義信の死去による武田氏・今川氏の同盟関係が完全に破綻したことにより、駿河に帰国することになった際、母に連れられて共に駿河に帰国したという。また『系図簒要』によると妹がいたとする説がある。