十津川村歴史民俗資料館
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十津川村歴史民俗資料館(とつかわむられきしみんぞくしりょうかん)とは、奈良県吉野郡十津川村小原225-1に存在する博物館である。
概要[編集]
昭和56年(1981年)6月に開館した博物館で、村に伝わる古文書類や民俗資料、文化財など数多くの展示物がある。地形の模型、パノラマ、人体模型、VTR装置など見ることを重視する形で、十津川村のことを伝えているのが特徴。
十津川村の人物史のほか、幕末に関する資料が多い。梅田雲浜の書状や大和義挙の檄文、吉田松陰書簡などがそれである。他にも、後村上天皇の綸旨、宝蔵文書、十津川郷宝蔵大般若経、応保3年(1163年)に佐々木高綱が玉置神社に寄進した梵鐘があり、この梵鐘は国指定の重要文化財である。他にしても、ほとんどが奈良県指定の文化財である。
平成3年(1991年)4月には「十津川郷の山村生産用具」3174点が国の重要有形民俗文化財に指定されて展示されている。