北畠具行卿の墓
ナビゲーションに移動
検索に移動
北畠具行卿の墓(きたばたけともゆききょうのはか)とは、滋賀県米原市清滝に存在する国指定の史跡である。
概要[編集]
徳源院こと清滝寺の南およそ700メートルの場所に存在する松の木の生い茂る丘陵上に存在する墓である。墓石は高さおよそ2メートルの宝篋印塔で、貞和3年(1347年)造立の銘が残っており、国の史跡に指定されている。
北畠具行は北畠親房の同族で、後醍醐天皇に属して鎌倉幕府討幕の計画に参画した公卿である。しかし、元弘元年/元徳3年(1331年)に笠置山の戦いに敗れて幕府軍に捕縛され、近江国の佐々木道誉に身柄を預けられた。佐々木は北条高時の寵臣であったことから具行の器量を惜しんで助命を嘆願するも許されず、柏原で斬首に処されたという。