斬首
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斬首(ざんしゅ)とは、人間の首を斬り落として処刑する方法である。世界で一般的に行われていた処刑方法である。日本では打ち首(うちくび)とも言われていた。
概要[編集]
この処刑方法は世界で一般的に行なわれていた。日本では江戸時代に行われ、専門の死刑執行人(山田朝右衛門)がいた。よく時代劇などで処刑する際に斬首する死刑執行人が刀を振るって首を落とすシーンがあるが、あのようにスムーズに切り落とせるのは本当の刀の達人であったと言われている。
人間から首を斬り落とす際には、実をいうと大刀より小太刀のほうがまだ使いやすかったという。ただし小太刀の場合でも下手な人物が使えば大変なことになる。人間の首には骨がある。しかもこの骨はかなり太くて頑丈なので、慣れた者なら骨と骨の間に刀を押し込んで短時間で首を切断できる。ただこの場合だと、斬首というより首を「掻き切る」と言ったほうがよいかもしれない。不慣れな人間がやると骨をゴリゴリと削ることになるから、刀は綻びて首の切断面もグシャグシャになる。このようなことからギロチンが発明された。
また首を斬るとその刀はすぐに切れ味が悪くなったりすることも多かった。