北井信弘
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北井 信弘(きたい のぶひろ、1945年 - )は、大阪府生まれのマルクス主義研究者[1]。
人物[編集]
ソ連が崩壊したのは、スターリンがマルクス主義を歪曲したためだと主張している[2]。黒田寛一を高く評価しているが、黒田が創設した革マル派の現指導部については、「下向分析的な思考法を放擲した」「(機関紙『解放』の論文は)ポンタ(本多延嘉)ないしブクロ官僚一派(中核派)の文章と見まごうばかりの文章」などと批判している[3]。
複数の著書を自費出版しており、神田神保町の書泉グランデ4F、新宿の模索舎、群馬県太田市のナカムラヤで販売している。ナカムラヤには郷土の人物の本として置かれている[4]。
2020年7月9日、ブログで「われわれは、腐敗し変質した革マル派現指導部を打倒し、革マル派組織を革命的に解体し止揚するために、2019年早春に、革共同革マル派(探究派)を結成した」と発表した[5]。翌日発売された松代秀樹編著『コロナ危機との闘い――黒田寛一の営為をうけつぎ反スターリン主義運動の再興』(プラズマ出版)の編著者による「はじめに」では、「日本革命的共産主義者同盟革命的マルクス主義派(探究派)」を結成したと記載されている[6]。
探究派公式ブログの椿原清孝執筆の記事によると、北井信弘と松代秀樹は同一人物である[7][8]。探究派公式ブログの松代秀樹執筆の記事、および北井信弘のブログによると、松代秀樹と笠置高男は同一人物である[9][10]。
著書[編集]
北井信弘の著書[編集]
- 『経済建設論 第一巻 商品経済の廃絶――過渡期社会の経済建設』 西田書店、2014年9月
- 『経済建設論 第二巻 レーニンの格闘――マルクス主義のロシアへの土着化』 西田書店、2014年9月
- 『ロシア・中国の変質と反スターリン主義』 北井信弘、2015年1月
- 『経済建設論ノート第二巻 ソ連の自己解体、その理論的根拠』 北井信弘、2015年2月
- 新装版『ソ連崩壊の根源 スターリン主義 ロシア革命100年』 創造ブックス、2017年4月
- 『経済建設論ノート第三巻 レーニン理論の検討――ボルシェビキの経済建設論』 北井信弘、2015年3月
- 新装版『レーニンの苦闘をわがものに ロシア革命100年』 創造ブックス、2017年5月
- 『経済建設論ノート第四巻 マルクス主義の土着化』 北井信弘、2015年3月
- 新装版『レーニンとロシア農民 マルクスの手紙を光として ロシア革命100年』 創造ブックス、2017年6月
- 『経済建設論ノート第一巻 マルクス共産主義論の発展』 北井信弘、2015年4月
- 新装版『ロシア革命の教訓 新しい社会 ロシア革命100年』 創造ブックス、2017年3月
- 『二一世紀の資本主義と変革主体の危機』 北井信弘、2015年8月
- 『危機 現代へのマルクス主義の貫徹』 北井信弘、2015年11月
- 『迫りくる破局 蘇らせよ マルクスの魂を』 北井信弘、2016年3月
- 『共産主義経済建設論』 北井信弘、2016年7月
- 『革命ロシア経済建設の総括 最初の八か月 ロシア革命100年』 創造ブックス、2017年1月
- 『ロシア革命とわれわれ 教訓と2017年ドキュメント ロシア革命100年』 創造ブックス、2017年9月
- 『認識方法論の諸問題――武谷三段階論とアインシュタインと重力子』 創造ブックス、2018年1月
- 『変革の意志――黒田寛一と梯明秀と西田幾多郎の思索に思う』 創造ブックス、2018年7月
- 『現代の超克――私の内に生きるマルクスと黒田寛一の哲学』 創造ブックス、2019年3月
- 『決断の根底――おのれの意志創造の唯物論的解明のために』 創造ブックス、2020年3月
松代秀樹の著書[編集]
- 『宇野経済学との対決』片桐悠共著、こぶし書房、1980年
- 『石油危機下の日本経済』こぶし書房、1981年
- 『『資本論』と現代資本主義』こぶし書房、1984年
- 『スターリン主義の超克 第5巻 労働運動論』編著、こぶし書房、1986年
- 『日本経済分析のために』編著、こぶし書房、1993年
- 『日本経済の構造的危機』編著、解放社、発売:あかね図書販売[あかね文庫]、2001年
- 『コロナ危機との闘い――黒田寛一の営為をうけつぎ反スターリン主義運動の再興を』編著、プラズマ出版[プラズマ現代叢書]、2020年8月
- 執筆者は北井信弘、佐久間置太、黒江龍行、西知生、岳山文久、松代秀樹、今出連太郎、柿野緑。奥書には著者として松代、佐久間、黒江、北井の4名が記載されている。
- 『脱炭素と『資本論』―― 黒田寛一の組織づくりをいかに受け継ぐべきなのか』藤川一久共編著、プラズマ出版[プラズマ現代叢書]、2021年10月
- 『ナショナリズムの超克――晩年の黒田寛一はどうなってしまったのか』桑名正雄共編著、プラズマ出版[プラズマ現代叢書]、2023年7月
- 『国際主義の貫徹――プロレタリア階級闘争論の開拓』春木良共編著、プラズマ出版[プラズマ現代叢書]、2023年10月
- 『革マル派の死滅――熱き黒田寛一を蘇らせよう』プラズマ出版[プラズマ現代叢書]、2024年2月
- 『労働者階級の胎動――マルクス実践論の現代的適用』真弓海斗共編著、プラズマ出版[プラズマ現代叢書]、2024年11月
笠置高男の著書[編集]
- 『21世紀の教育と日本的経営』編著、解放社、発売:あかね図書販売[あかね文庫]、2002年
- 奥付には1947年生まれとある(北井信弘および松代秀樹は1945年生まれ)。
出典[編集]
- ↑ 商品経済の廃絶―過渡期社会の経済建設 紀伊國屋書店
- ↑ ロシア革命100年 ソ連崩壊の根源 スターリン主義 北井信弘・創造ブックス ホームページ
- ↑ 下向分析的思考法の放擲――ロシア革命100年に際して 北井信弘のブログ(2017年1月1日)
- ↑ 太田市のナカムラヤで本を買ってください 北井信弘のブログ(2017年8月24日)
- ↑ 松代秀樹編著『コロナ危機との闘い 黒田寛一の営為をうけつぎ反スターリン主義運動の再興を』刊行! 北井信弘(2020年7月9日)
- ↑ 松代秀樹編著『コロナ危機との闘い――黒田寛一の営為をうけつぎ反スターリン主義運動の再興』プラズマ出版、2020年、11-12頁
- ↑ 「常盤登壇」の猿芝居 探究派公式ブログ(2020年12月22日)
- ↑ 「中国経済の資本主義的改造」を口走った「革マル派」官僚 ―― 破廉恥な転進と自己崩壊を許すな! 探究派公式ブログ(2021年4月16日)
- ↑ 第1弾 2013年の革マル派中央指導部への松代秀樹の批判文書 探究派公式ブログ(2021年6月9日)
- ↑ 第5弾として松代秀樹「Aさんなる人物は芝田進午に依拠していた」論文を「探究派公式ブログ」に掲載 北井信弘のブログ(2021年6月22日)