光原百合
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光原 百合(みつはら ゆり、昭和39年(1964年)5月6日 - 令和4年(2022年)8月24日)は、日本の小説家、児童文学作家、翻訳家。
プロフィール[編集]
略歴[編集]
広島県立尾道東高等学校を経て、大阪大学文学部文学科卒業、同大学院博士後期課程単位取得満期退学。
主な代表作は『十八の夏』。
作品[編集]
小説[編集]
単行本[編集]
- 時計を忘れて森へいこう(1998年4月 東京創元社 / 2006年6月 創元推理文庫)
- 遠い約束(2001年3月 創元推理文庫)
- 十八の夏(2002年8月 双葉社 / 2004年6月 双葉文庫 / 2016年8月 双葉文庫【新装版】)※日本推理作家協会賞受賞作「十八の夏」を含む。
- 最後の願い(2005年2月 光文社 / 2007年10月 光文社文庫)
- 銀の犬(2006年7月 角川春樹事務所 / 2008年5月 ハルキ文庫)
- 橋を渡るとき(2008年11月 岩崎書店 現代ミステリー短編集)※「紅迷宮」、「時計を忘れて森へ行こう」、「十八の夏」からの選集
- 収録作品:兄貴の純情 / 橋を渡るとき / 時計を忘れて森へいこう 第1話
- イオニアの風(2009年8月 中央公論新社 / 2015年4月 中公文庫)
- 扉守 潮ノ道の旅人(2009年11月 文藝春秋 / 2012年8月 文春文庫)
アンソロジー収録短編[編集]
「」内が光原百合の作品
- 本格推理6 悪意の天使たち(1995年5月 光文社文庫)「やさしい共犯」※吉野桜子名義
- 本格推理9 死角を旅する者たち(1996年12月 光文社文庫)「無欲な泥棒-関ミス連始末記」※吉野桜子名義
- 本格推理12 盤上の散歩者たち(1998年7月 光文社文庫)「消えた指輪」
- 紅迷宮 ミステリーアンソロジー(2002年6月 祥伝社文庫)「橋を渡るとき」
- ザ・ベストミステリーズ 2002 推理小説年鑑(2002年7月 講談社)「十八の夏」
- 【分冊・改題】トリック・ミュージアム ミステリー傑作選(2005年8月 講談社文庫)
- あのころの宝もの ほんのり心が温まる12のショートストーリー(2003年3月 メディアファクトリー)
- 【改題】ありがと。 あのころの宝もの十二話(2004年10月 MF文庫ダ・ヴィンチ)「届いた絵本」
- 翠迷宮 ミステリーアンソロジー(2003年6月 祥伝社文庫)「わが麗しのきみよ……」
- 事件を追いかけろ(2004年12月 光文社 カッパ・ノベルス / 2009年4月 光文社文庫)「花をちぎれないほど…」
- 小説 ルパン三世(2005年2月 フタバノベルス / 2011年6月 双葉文庫)「1-1=1」
- 嘘つき。 やさしい嘘十話(2006年9月 MF文庫ダ・ヴィンチ)「木漏れ陽色の酒」
- 新・本格推理 特別編 不可能犯罪の饗宴(2009年3月 光文社文庫)「花散る夜に」
- 事件の痕跡(2007年12月 光文社 / 2012年4月 光文社文庫)「希望の形」
- スタートライン 始まりをめぐる19の物語(2010年4月 幻冬舎文庫)「帰省」
- ミステリ・オールスターズ(2010年9月 角川書店 / 2012年9月 角川文庫)「かえれないふたり 第二章 失われた記憶」※リレー小説
- エール! 2(2013年4月 実業之日本社文庫)「黄昏飛行」
- かみのらぼ Vol.1(2013年7月 尾道市立大学芸術文化学部)「王様の耳はロバの耳異聞」
- アンソロジー 捨てる(2015年11月 文藝春秋)「戻る人形」「ツバメたち」「バー・スイートメモリーへようこそ」「夢捨て場」
- 3時のおやつ ふたたび(2016年2月 ポプラ文庫)※エッセイアンソロジー「砂糖なしで和スイーツ」
- 毒殺協奏曲(2016年6月 原書房 / 2019年1月 PHP文芸文庫)「三人の女の物語」
- アンソロジー 隠す(2017年2月 文藝春秋 / 2019年11月 文春文庫)「アリババと四十の死体」「まだ折れていない剣」
- 惑―まどう― アンソロジー(2017年7月 新潮社 / 2022年2月 実業之日本社文庫)「ヘンゼルと魔女」「赤い椀」「喫茶マヨイガ」
- 推理作家謎友録 日本推理作家協会70周年記念エッセイ(2017年8月 角川文庫)※エッセイアンソロジー「最初の一歩」
- 怪を編む ショートショート・アンソロジー(2018年4月 光文社文庫)「夕暮れ色のビー玉」
- 小津安二郎 大全(2019年3月 朝日新聞出版)「昔も今もほろ苦い」
- アンソロジー 初恋(2019年12月 実業之日本社文庫)「黄昏飛行 涙の理由」
- 11の秘密 ラスト・メッセージ(2021年12月 ポプラ社)「黄昏飛行 時の魔法編」
- 絶対名作! 十代のためのベスト・ショート・ミステリー 涙と笑いのミステリー(2022年2月 汐文社)「橋を渡るとき」
絵本[編集]
- やさしいひつじかい(1992年10月 女子パウロ会) - 絵:佐々木洋子
- 風の交響楽(シンフォニー)(1996年3月 女子パウロ会 / 2019年5月 女子パウロ会【改訂】) - 影絵:藤城清治
- 空にかざった おくりもの(1998年5月 女子パウロ会) - 絵:牧野鈴子
- ほしのおくりもの クリスマスどうわ(1999年10月 女子パウロ会) - 絵:牧野鈴子
- 星月夜の夢語り(2004年5月 文藝春秋 / 2007年10月 文春文庫)- 絵:鯰江光二 ※掌編 (著者の定義ではメルヘン) 32編を本文とする絵本
- 虹のまちの想い出(2011年4月 PHP研究所) - 絵:鯰江光二、演奏:小原孝 ※ウィリアム・ギロックの叙情小曲集24曲ほか1曲(CDつき)を題材とする掌編25編を本文とする絵本
詩集[編集]
エッセイ[編集]
その他[編集]
- ポップスで学ぶ英語(2000年8月 溪水社)
翻訳[編集]
- あのほしについていこう(1995年5月 女子パウロ会) - 著:リンダ・パリー、絵:アラン・パリー
- ノアのはこぶね(1996年8月 女子パウロ会) - 著:リンダ・パリー、絵:アラン・パリー
- 祈りの泉 365のことば(1998年7月 女子パウロ会) - 編著:ジーン・ヒントン
監修[編集]
- 尾道草紙5(2010年3月 尾道大学創作民話の会)
編纂[編集]
- おのみち怪談(2018年4月 本分社) - 監修:東雅夫
- おのみち怪談2(2021年4月 本分社) - 監修:東雅夫
映像化作品[編集]
- 十八の夏(2006年7月17日 TBS)
海外への翻訳[編集]
中国大陸(簡体字)[編集]
- 十八之夏 (刊行予定、吉林出版集团有限责任公司) - 十八の夏
台灣(正體字)[編集]
- 十八之夏 (2006、尖端出版社) - 十八の夏
番組出演[編集]
- 喜助・栗助よもやま噺 キスクリ 2016年4月15日配信回[2]
脚注[編集]
- ↑ ラフカディオ・ハーンから小泉八雲へ - 尾道市立大学リポジトリ
- ↑ 喜助・栗助よもやま噺 キスクリ 2016年4月15日配信回