佐藤しのぶ (歌手)
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佐藤 しのぶ(さとう しのぶ、昭和34年(1958年)8月23日 - 令和元年(2019年)9月29日)は、日本のソプラノ歌手・声楽家。夫は指揮者の現田茂夫。
経歴[編集]
東京都出身。国立音大を卒業し、文化庁の研修所で学ぶ。昭和59年(1984年)に二期会の「メリー・ウィドウ」「椿姫」などでデビューする。さらに文化庁の派遣でイタリア・ミラノに留学し、華やかな存在感と豊かな歌唱力でウィーン国立歌劇場をはじめ、欧米の歌劇場や東京の新国立劇場など、国内外の多くの舞台で活躍した。クリストフ・エッシェンバッハら著名な指揮者とも共演している。
昭和62年(1987年)からは4年連続で紅白歌合戦に出演するなどしている。平成26年(2014年)には団伊玖磨のオペラ・「夕鶴」のつう役を演じて話題を集めるなど、オペラファンのみならず、幅広い層から人気を集めるなど活躍した。
令和元年(2019年)9月24日、体調不良を理由にして10月から2020年1月のコンサート出演を取りやめると発表。そしてそのわずか5日後の9月29日に死亡した。61歳没。
著書[編集]
- 『福原義春サクセスフルエイジング対談 至福の時は「オペラ人」』資生堂 1998
- 『佐藤しのぶ出逢いのハーモニー』東京書籍 2003
- 『歌声は心をつなぐ 佐藤しのぶ出逢いのハーモニー』東京書籍 2007
- 『明日へ続く歌 出逢いのハーモニー』東京書籍 2014
ディスコグラフィー[編集]
- 「ドラマティック・コンサート 佐藤しのぶ」東芝EMI c1990
- 「モーツァルト:アリア集」ハンス=マルティン・シュナイト指揮 ベルリン放送交響楽団 東芝EMI 1990
- 「ヴェルディ:オペラ・アリア集/佐藤しのぶ」ピンカス・スタインバーグ指揮 フィルハーモニア管弦楽団 東芝EMI 1991
- 「ドラマティックコンサート1992 佐藤しのぶ」東芝EMI c1992
- 「星への贈りもの/佐藤しのぶ」東芝EMI 1992
- 「エッセンス/佐藤しのぶ」外山雄三指揮 NHK交響楽団 東芝EMI 1993
- 「ドラマティックコンサート1993 佐藤しのぶ」東芝EMI c1993
- 「プッチーニ:アリア集」ジェームズ・ロックハート指揮 フィルハーモニア・プロムナード管弦楽団 東芝EMI 1993
- 「しのぶコレクション SPECIAL/佐藤しのぶ」東芝EMI 1999
- 「ヴィリアの歌/佐藤しのぶ」東芝EMI 1999
- 「みすゞのうた 金子みすゞmeets浜圭介」佐野成宏共演 エイベックス・マーケティング 2007
- 「アヴェ・マリア~佐藤しのぶシングス・フェイバリット・ソングス」King Records 2009
テレビ出演[編集]
- 佐藤しのぶ 出逢いのハーモニーパーソナリティー
NHK紅白歌合戦出場歴[編集]
年度/放送回 | 回 | 曲目 | 出演順 | 対戦相手 |
---|---|---|---|---|
1987年(昭和62年)/第38回 | 初 | オンブラ・マイ・フ〜なつかしい木陰 | 10/20 | 竜童組 |
1988年(昭和63年)/第39回 | 2 | シューベルトのアヴェ・マリア | 13/21 | 加山雄三 |
1989年(平成元年)/第40回 | 3 | ロンドンデリーの歌 | 08/20 | BAKUFU-SLUMP |
1990年(平成2年)/第41回 | 4 | (「ウエストサイド物語」から)トゥナイト | 07/29 | 久保田利伸、アリスン・ウイリアムズ |
- 注意点
- 出演順は「出演順/出場者数」で表す。
映画出演[編集]
- わが愛の譜 滝廉太郎物語(1993年) - 柴田環役