今川為和集
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『今川為和集』(いまがわためかずしゅう)とは、戦国時代の歌集である[1]。戦国大名の今川氏や甲斐武田氏の動向を知る上で貴重な史料と位置づけられる[1]。『為和集』とも呼ばれる[1]。
概要[編集]
公家で歌人の冷泉為和が永正14年(1517年)から天文17年(1548年)まで合計32年間にわたり詠んだ歌集で、2128首の和歌を編年で書き次いでいる[1]。全5冊に及ぶ[1]。
為和は駿河に下向して今川家と深く関与したため、「今川為和」と呼ばれたという[1]。また為和は武田信虎・晴信父子とも親交があり、そのため単なる歌集ではなく当時の今川・武田の動向や政治情勢なども記録されている[1]。今川氏輝やその弟の彦五郎の謎の死についても記録がある。
脚注[編集]
参考文献[編集]
- 柴辻俊六 編『武田信虎のすべて』(新人物往来社、2007年) ISBN 978-4-404-03423-6