三ツ木城
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三ツ木城(みつぎじょう)とは、現在の埼玉県桶川市川田谷三ツ木にかつて存在した日本の城である。
概要[編集]
桶川駅から西へおよそ3.8キロ、川越方面へ出る県道から北へ300メートルほど入ったところにある一般の民家の裏山に存在した平山城である。
この城の築城年代に関しては不明だが、伝承として鎌倉時代に鎌倉幕府の公文所寄人を務めた足立遠元の館が前身ではないかと見られている。位置的に岩槻城から見ると非常に重要で、岩槻城主の太田氏によって出城として重宝されていた。太田氏が没落した後は後北条氏に支配されるが、天正18年(1590年)の後北条氏滅亡と同時に廃城となった。
この城は低地に突き出た半島状の丘陵を利用した天然の要害で、東と西と北の3方向を馬蹄型に取り囲む土塁が二重にめぐらされていたと記録から読み取られている。現在、城跡は城山公園となっている。また、土塁や10メートル近い深さを持つ堀、浅間社を祀る物見櫓跡などが残されて比較的原型が保たれており、埼玉県の重要遺跡に選定されている。
アクセス[編集]
- JR高崎線・桶川駅から桶川市循環バス「西循環」または「東西循環外回り」に乗り「城山公園西口前」バス停下車 、徒歩約5分。
- 東武東上線・川越駅から東武バス「西武新宿線本川越駅経由桶川駅西口行」に乗り「川田谷支所」バス停下車、徒歩約5分。
- 首都圏中央連絡自動車道(圏央道)・桶川北本ICから車で3分。