丁斐
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丁 斐(てい ひ、生没年不詳)は、後漢末期の武将・政治家。字は文候(ぶんこう)[1]。子に丁謐。曹操の家臣。
生涯[編集]
沛国の出身[1]。馬超との戦いで曹操が馬超軍の攻撃で窮地に陥った際、丁斐は牛馬を解き放って馬超軍の兵士がその捕獲に夢中になったため曹操が窮地を脱することができた[1]。丁斐は金銭欲が深く、賄賂を要求するなど法に触れる行為がたびたびあった[1]。孫権征伐に従軍していた際には自分の牛が痩せ衰えていたので曹操の所有する牛と取り替えて遂に逮捕されたが、曹操は笑って不問にした[1]。後に息子の丁謐が罪に問われた際にも曹操を助けた功績を考慮されて許されている[2]。
『三国志演義』では第58回で登場し、史実同様に牛馬を解放して曹操の窮地を救い、曹操から能力ある者として取り立てられている。