ラジコン
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ラジコンとは、電波を使った機器の遠隔操縦のことで、ラジオコントロールの略。
概要[編集]
一口にラジコンと言ってもさまざまなジャンルがあり、分類方法も幾つかある。
ジャンル分けするとまず陸・海・空の3つ。あとトイラジとかホビラジとかいう分け方もある。
スケール (縮尺)で分類する方法もある。
陸[編集]
オフロードカーとオンロードカーに大別できる。タイヤではなくキャタピラを使う戦車はオフロードカーとは別物扱い。
即席爆発装置など人間が直接扱うには危険な物を処理するためにラジコン操作するロボットなんかもある[1]。
オリンピックのやり投げ競技で投げ槍の運搬を務めた事もある[2]。
「ロボット相撲」の競技ではラジコン型と自立型があるため[3]、ラジコンを自立型に改造するのは自然な流れだと思われる。
- トイラジ
- 対象年齢6歳以上などの子供向けの玩具。「動くスケールモデル程度」という感じ。制御系やシャシー等はコストダウンのためか精度が甘い事が多い。
- ホビラジ
- レースする事を考慮に入れたホビー用ラジコン。足回りのセッティングを実車さながらに行えるタイプもある。軽くて強度のある優れた素材や、高度な制御系を組み込む事ができるタイプは高価になりやすい。
参考動画[編集]
- 世界戦が開催される事もある「谷田部アリーナ」の紹介動画。
- 改造度が半端ないラジコン戦車。車載動画というかもうFPV。
- 射撃が出来るよう改造された、タミヤの1/16の10式戦車。プロポはフタバの6Kでガンカメラは京商という組み合わせ。
海[編集]
ヨットとか市販されてる。戦艦のラジコンをスクラッチビルドする人も居たりする。電子機器は普通水気を嫌うので工作には気を使う気がする。潜水艦も一応ある。
ラジコン標的艦なるものもある。
参考動画[編集]
- 「大和ミュージアム」での様子。
- かなり速いのもある。
空[編集]
ラジコンヘリは結構難しいイメージ。ドローンは結構楽なイメージ。空撮機とかもある。
フリッツXあたりが先駆けっぽい。RQ-1 プレデターあたりも有名。
参考動画[編集]
- 二式水上戦闘機とか。
- 対空砲火の中をくぐり抜けるドローン。[Joke]
視点別の分類[編集]
- 通常
- 通常の操縦者視点。操縦者の位置により、固定だったり三人称視点だったり俯瞰視点だったりする。
- FPV
- 機体に載せられたFPV用カメラからの映像を元に一人称視点 (遠隔操縦)で操縦するタイプ。
- 通常の視点に比べるとどうしてもラグが発生する事や電波干渉といった妨害により脆弱になる都合上、周囲の安全を確保するのがより重要になってくる。
- FPVより通常の俯瞰視点で操縦した方がライン取りとか楽で早かったりする事もあるが、FPV視点の方が操縦しやすいという人もいたりする。
- FPV映像は画質よりもフレームレート高い方がレスポンス得られるの早くて操縦はしやすくなる傾向。
- できればレンズも大きめの口径の使って映像が明るい方がコントラスト比が上がって操縦はしやすくなる傾向。
単眼式ヘッドマウントディスプレイなどを使って、通常視点とFPV視点の両方を使える状態で操縦した方が、両方の利点を使えて良いかもしれない。
操縦者別の分類[編集]
- 通常
- 通常の操縦者(人間)が遠隔操縦するタイプ。
- AI
- 通常の操縦者(人間)が遠隔操縦もできるが、AIに操縦させる事が可能なタイプ。
- AIレースカーとか代表例だが、AIも初心者レベルからのスタートになるようで、手馴れている人間が操縦した方が早かったりする事もある。
- 自立型
- 通常の操縦者(人間)が遠隔操縦できない場合もあり、AIに操縦させているとも言えないタイプ。
- 設定された目標を達成する事を目指して書かれたプログラムにより行動し、各種センサーから得られる情報を元に行動パターンが変化したりはする。
- 限られた状況に特化する事が比較的容易で、汎用性の高いAIに操縦させるよりも早い段階で良い結果が得られる場合もある。
ユーザー層[編集]
結構マニアックな人が多いような印象。ラジオコントロールシステムに詳しいのはもちろん、それを搭載する機体の挙動やメカニズム等にも詳しい人が多く、専門用語が結構出てくる。
他のゲーム類に見られるユーザー層と同じく、大体以下の2つに大別できる。
- ガチ勢
- レースする人に良く見られるタイプ。各種セッティングを突き詰めている。常に向上心があるというか、常により良い物、より良いパーツの組み合わせ等を検討しているような感じで、常に何か考えているタイプ。案外初心者には優しかったりする面もある。
- エンジョイ勢
- 勝負にこだわるよりも楽しむ事に比重を置いているタイプ。
脚注[編集]
- ↑ “ロボット、ドローンを生んだDARPA 未来を創造してきた頭脳集団(前編)”. ザ・リバティweb (2017年6月11日). 2019年2月16日確認。
- ↑ “2008年北京五輪でせっせと槍を運ぶ使い走りのラジコン君”. ギズモード・ジャパン (2008年8月26日). 2019年2月16日確認。
- ↑ “ロボット相撲の世界大会、日本勢が席巻”. 日刊工業新聞社 (2018年12月19日). 2019年2月16日確認。
関連項目[編集]