モーセ
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モーセ Moses | |||||||||||||||||||||||||
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モーセ( משה )とは、旧約聖書に登場する預言者の一人。ユダヤ教で、最も重要な預言者とされる。キリスト教やイスラム教でも預言者とされている。片仮名ではモーゼと表記する場合もある。イスラム教ではムーサー、ユダヤ教ではモシェと呼ばれる。
人物像[編集]
背景[編集]
飢饉から逃れるためにエジプトに移り住んだイスラエルの子孫はエジプトで奴隷とされていた(紀元前13世紀頃)。
モーセが生まれる直前にエジプト王は、イスラエルの民が増えすぎたことを怖れ「男の子が産まれたら殺せ」と助産婦たちに命じるが、助産婦たちは王の命令に従わなかった。次に王は、男の子が産まれたらナイル川に投げ込めと命じる(出エジプト記1章)。
誕生と死を免れた経緯[編集]
モーセの母親はモーセをかごに入れナイル川の岸に置くが、エジプト王の娘がモーセを拾う。モーセの姉はエジプト王の娘に、自分の母親を乳母として紹介。モーセは実母に育てられることになる。
成長したモーセ[編集]
成長したモーセは、イスラエル人を打っていたエジプト人を殺害。ミデヤンの地に逃げる。モーセはミデヤンの祭司イテロのもとに身を寄せ、イテロの娘を妻にする(出エジプト記2章)。
モーセは神から命じられ、奴隷にされていたイスラエルの民をエジプトから導き出すが、カナンの地に入る前にモアブの地で120歳で死んだ[3](出エジプト記3章~)。
福音書[編集]
イエスと語り合ったという描写がある。幻のように表現されている[4]。
黙示録[編集]
世の終わりの少し前に現れる二人の預言者の一人はエリヤ。もう一人はモーセ(あるいはエノク)と言われている(黙示録11章3節)。
脚注[編集]
- ↑ 『女はみごもって、男の子を産んだが、その麗しいのを見て、三月のあいだ隠していた。』(出エジプト記(口語訳)2章2節)
- ↑ 『まれに見る美しい子』(使徒行伝(口語訳)7章20節)
- ↑ “申命記(口語訳)第34章”. ウィキソース (2018年7月13日). 2019年5月2日確認。
- ↑ “ルカによる福音書(口語訳)28章28節から36節”. ウィキソース (2018年11月1日). 2019年5月2日確認。