ブツ8
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ブツ8(ぶつはち)とは日本の鉄道において行われる列車の編成組成の一種の呼び方(あだな)である。
概要[編集]
語源はブツ切り8両から。
主に2両で1編成となる電車を4つ併結(2+2+2+2)し、8両を組成している場合に使われる。 気動車では使われない。
路線の総延長が長く、利用客が多い通勤路線のようなドル箱路線から、本線の末端区間や支線などの利用客が少ない閑散としている小規模路線を多く保有している大手私鉄で、8両で1編成を組む編成や4両で1編成を組む編成が不足する、車両運用上必然的に組まないといけなくなるなどといった問題が発生した時に組成される事が多い。
例外[編集]
小田急電鉄では例外的に4両編成1編成を組む同形式の編成を2つ併結して組成された8両編成に使われる。
語源は社内で実際に使われている形式名ブツという呼び方が転じたものだと思われる。
ここでのブツはブツ切りではなくおそらくブンカツだと推測される。また、小田急電鉄の通勤車両は先頭車両に幌を搭載していないので、先頭車と先頭車が連結している車両間の通り抜けができない。そこで通り抜けができる8両貫通編成と区別するために作られた用語、と推測される。
これは8両だけではなく10両にも適用され、ロマンスカーを除く同形式の4両編成と6両編成を繋げて組成された10両編成を形式名ブツ(例:8000ブツ)として呼称する場合もある。
ブツ8を実際に走らせている鉄道会社[編集]
- 東海旅客鉄道
- 近畿日本鉄道
- 名古屋鉄道
- 南海電気鉄道
- 阪神電気鉄道 - 近鉄の車両によるブツ8が稀に入線する。自社車両では組成しない。
- 小田急電鉄 - 例外ではあるが、呼び方としては定着しているため記す。