フリゲート
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フリゲート (ふりげーと)とは、16世紀から19世紀にかけて存在した、戦列艦より小型の帆走軍艦である。また、第一次世界大戦後に竣工した、巡洋艦と駆逐艦の間を占める艦種である。
概要[編集]
イギリス海軍では五等艦と六等艦に該当した。舷側の大砲の層は一舷か二舷と、戦列艦との戦闘は考慮していないが、軽快で高速を出すことが出来るので、偵察、通商破壊、船団護衛、沿岸警備に使用された。19世紀後半になるとこの艦種は巡洋艦となった。
幕末の日本[編集]
1853年に浦賀沖に現れた4隻の黒船のうちマシュー・ペリーが乗船していた「サスケハナ」と「ミシシッピ」がフリゲートであった。また、下関戦争での四国連合艦隊も、戦列艦一隻を除いてフリゲートとコルベット、スループであった。国防に重要な戦列艦を遠い日本に派遣するわけにはいかなかった。