ヒョウモンドジョウ
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ヒョウモンドジョウ | |
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分類 | |
目 | コイ目 |
科 | ドジョウ科 |
属 | ドジョウ属 |
種 | ヒョウモンドジョウ |
名称 | |
学名 | Misgurnus sp. OK |
和名 | ヒョウモンドジョウ (豹紋泥鰌) |
英名 | Okinawan weatherfish |
保全状況 | |
環境省レッドリスト | 情報不足 |
ヒョウモンドジョウとは、コイ目ドジョウ科に属する魚類の一種である。
形状[編集]
体長は、7~11㎝ほど。体色は茶褐色で、斑紋がある。
背鰭分枝軟条数は 7以上である。
生態[編集]
沖縄本島・石垣島・与那国島・台湾に生息する。自然分布は台湾と与那国島。沖縄本島のものの由来は不明である。石垣島では20年以上確認されていない。
野生下では、2月に交尾したことが記録されており、飼育下では6月~8月に繁殖していた[1]。
メスの頭付近に吻を接しながら、オスが追尾し、メスの背ひれの後方と肛門付近に巻き付いて、産卵行動をする[1]。
分類[編集]
2011年に清水らより、マドジョウとは形状・遺伝子的に異なるドジョウ属魚類が報告され、"Misgurnus sp. OK"という仮の学名付いた。
2017年、中島淳と内山りゅうにより『ヒョウモンドジョウ』と命名された[2]。
人間との関係[編集]
生息環境が悪化していおり、数が減っている。環境省レッドリスト2020では情報不足とされている。
2020年に「沖縄県希少野生動植物保護条例」の『指定希少野生動植物種』に指定され、殺傷や無許可での捕獲などをすると罰せられるようになった[3]。
脚注[編集]
- 出典
- ↑ a b 仲宗根和哉、中島淳「沖縄島におけるヒョウモンドジョウの野外における産卵行動の観察事例」、『ニッチェ・ライフ』第11巻、2023年10月30日、 17-19頁。
- ↑ 中島淳、内山りゅう 『日本のドジョウ 形態・生態・ 文化と図鑑』 山と渓谷社、2017年3月、224頁。ISBN 9784635062879。
- ↑ “沖縄県希少野生動植物保護条例における指定希少野生動植物種”. 沖縄県. 2022年8月12日確認。