ヒメウミガメ属

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ヒメウミガメ属
分類
爬虫綱
カメ目
亜目潜頸亜目
上科ウミガメ上科
ウミガメ科
亜科アカウミガメ亜科
ヒメウミガメ属
名称
学名Lepidochelys
Fitzinger, 1843
和名ヒメウミガメ属 (姫海亀属)
英名Ridley sea turtle
保全状況
IUCNレッドリスト危急種
ワシントン条約附属書Ⅰ


ヒメウミガメ属とは、カメ目ウミガメ科に分類される属である。

概要[編集]

甲長は51~71cmで、体重は36~50kg。カニ魚類頭足類を捕食する。

本属に分類される種は、集団で産卵する。この集団産卵は「アリバダ」と呼ばれる。

ウミガメの中で集団で産卵するのはヒメウミガメ属に属する2種だけである。

種類[編集]

2種が分類される。

ヒメウミガメ Lepidochelys olivacea (Eschscholtz, 1829)
太平洋インド洋大西洋南部に生息する。
オリーブヒメウミガメ」や「タイヘイヨウヒメウミガメ」とも呼ばれる。
頭部前方の幅がケンプヒメウミガメより狭い。肋甲板は6~9対、椎甲板が5枚以上。
ケンプヒメウミガメ Lepidochelys kempii (Garman, 1880)
メキシコ湾アメリカ東岸などの北大西洋西部に生息。
メキシコランチョ・ヌエボの砂浜のみで産卵する。
甲羅は平べったくて広い。肋骨板は5枚である。