ネット投票
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ネット投票( - とうひょう)とは、国政選挙で行なう電子・インターネットによる投票のことである。国政選挙で電子投票を実施しているのはアメリカ(一部の州)、ベルギーなど先進国のほか、ナミビア、キルギスといった途上国にも広がる。マークシート方式かタッチパネル方式が多い。結果検証が困難だと問題点を指摘されたケースもある。キルギスでは生体検証による本人確認で、日本政府が技術協力した。インターネット投票はエストニアが2005年に地方選挙で導入。国政選挙、欧州議会選挙を含めて2018年1月までに8回実施されている。法律で携帯が義務付けられているIDカードで本人確認を行なう。
しかしネット投票には問題も多い。機械トラブルへの懸念(これが原因で2003年の岐阜県可児市の選挙で投票がストップし、訴訟にまで発展して最高裁で選挙の無効が確定するまでになった)、サイバー攻撃、機材の故障、システム導入や維持などの対処に対するコストなどがそれで、費用が膨大になれば導入メリットに疑問もあり、またサイバー攻撃によるデータ改竄のリスクなどもある。