ニホンウナギ

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ニホンウナギ(日本鰻,Anguilla japonica)とは、ウナギ目ウナギ科の魚類である。

概要[編集]

体長は大体1mくらい。

体中が粘液に覆われており、ヌメヌメしている。鱗が小さい。

生態[編集]

日本中国台湾朝鮮半島ベトナムに生息する。北海道にはあまり居ない。

水生昆虫、小魚、カニエビを食べる。

ニホンウナギの一生[編集]

ニホンウナギは、マリアナ諸島で生まれる。

孵化すると葉状のレプトセファルスになる。

レプトセファルスは泳ぐ力はなく、プランクトン生活をし、海流により東南アジアに流れ着く。

川の近くに来ると、シラスウナギになり、満ち潮に乗り河川に進入する。

5〜10年間、湖沼河川で生活する。この頃、透明だったシラスウナギが色がつき始め、黄ウナギになる。

そしてオスは40cm以上、メスは50cm以上になると成熟が始まり、銀ウナギになる。

銀ウナギは、秋から冬に産卵場へ行く。

名前[編集]

元々は、「ウナギ」と呼ばれていたが、他のウナギの仲間と紛らわしいため、2010年に「ニホンウナギ」と改名することが提案され、2013年に水産庁は原材料名に本種を記入する際には「ニホンウナギ」と表記するのを推奨した[1]

「ジャポニカ種」という別名もある。

学名や英名は、和名と同じで、日本のウナギという意味である。

脚注[編集]

  1. 水産庁漁政部加工流通課長 (2013年5月13日). “ニホンウナギ(Anguilla japonica)の表示等について”. 水産庁. 2013年6月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年12月21日確認。