シラスウナギ

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
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シラスウナギとは、ウナギの稚魚の総称である。ニホンウナギの場合、太平洋グアム島周辺で生まれ、海流に乗って日本沿岸などに回遊し、河川に上る直前のものを言う。形は小さなウナギであるが、色が透明に近いため、この名があるという。卵から孵化させて養殖するのが商業ベースでは困難なため、国内外で採捕したり、輸入したりしたシラスウナギを育てた養殖物が日本のウナギ消費のほぼ全てを占めている。2018年時点での漁獲量は東アジア全域で低迷しているが、これは乱獲や環境破壊による減少によるものとされる。このため、二ホンウナギは絶滅危惧種となるまでに数が減る一方、価格高騰で密漁や密輸を招いているという指摘もある。