ナミスジシマドジョウ

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ナミスジシマドジョウ
分類
ドメイン真核生物
動物界
脊椎動物門
条鰭綱
コイ目
ドジョウ科
亜科ドジョウ上科
シマドジョウ属
種群スジシマドジョウ種群
ナミシマドジョウ
名称
学名Cobitis striata
Ikeda, 1936
和名ナミシマドジョウ (並縞泥鰌)
保全状況

ナミスジシマドジョウとは、スジシマドジョウの一種である。

形状[編集]

体長は50 – 60 mm。胸鰭筋節は13。

L4は点状もしくは縞状。繁殖期は縞状。

骨質盤の幅は狭い。卵黄直径は0.93mm。

分類[編集]

1936年池田兵司タイリクシマドジョウの亜種として“カワドジョオ (Cobitis taenia striata)“として新種記載した[1]

その後、スジシマドジョウ中型種とされた。

2009年、北川らによって中型種瀬戸内型と中型種遠賀型、そして中型種博多型の3つのタイプに別れることが明らかとなった[2]

2012年中島淳により“Cobitis striata“は中型種と特定され、中型種遠賀型と中型種博多型の2亜種が記載された[3]

亜種[編集]

本種には、3亜種分けられる。

種名 L4 L5
チュウガタスジシマドジョウ (旧:中型種瀬戸内型)
Cobitis striata striata Ikeda, 1936
薄い点状 or 線状 縦線
オンガスジシマドジョウ (旧:中型種遠賀型)
Cobitis striata fuchigamii Nakajima, 2012
狭い縦線 丸か卵形
ハカタスジシマドジョウ (旧:中型種博多型)
Cobitis striata hakataensis Nakajima, 2012
ギザギザの網状

出典[編集]

  1. 池田兵司「日本産ドヂヤウ科魚類の雌雄性徴と其分類に就て I. ドヂヤウMisgurnus anguillicaudatus (CANTOR)とシマドヂヤウ2種, Cobitis biwae JORDAN and SNYDER, Cobitis taenia striata, subsp. nov.」、『Zoological Magazine』第48巻第12号、1936年12月、 983-994頁、 doi:10.34435/zm002513
  2. 北川えみ、中島淳、星野和夫、北川忠生「九州北東部におけるシマドジョウ属魚類の分布パターンとその成立過程に関する考察」、『魚類学雑誌』第56巻第1号、2009年、 7-19頁、 doi:10.11369/jji.56.7
  3. Jun, Nakajima (2012). “Taxonomic study of the Cobitis striata complex (Cypriniformes, Cobitidae) in Japan”. Zootaxa 3586: 103-130. doi:10.11646/zootaxa.3586.1.11. https://mapress.com/zootaxa/2012/f/zt03586p130.pdf.