ストーカー規制法
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ストーカー規制法(ストーカーきせいほう)とは、平成12年(2000年)に施行された日本の法律である。
概要[編集]
前年の平成11年(1999年)に発生した桶川ストーカー殺人事件により、この法律は制定されることになった。
付きまといや嫌がらせを繰り返すストーカーに対して、警告や禁止命令を行ったり、悪質な場合は摘発して被害者を守ることが趣旨となる法律で、加害者に日本国憲法22条の「公共の福祉に反しない限りの居住、移転の自由」に制約を与える法律である。
規制対象となる行為は待ち伏せや見張りなどであるが、施行後に令和2年(2020年)までに2度ほど改正されている。1度目の改正は平成25年(2013年)で「執拗なメール送信」が、2度目の改正は平成29年(2017年)で「会員制交流サイト(SNS)のメッセージ連続送信」も追加された。しかし、GPSなどに関する規定は現在のところ存在せず、罰則は最大で懲役2年以下または200万円以下の罰金となっている。