キム・ギドク
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キム・ギドク 김기덕 | |||||||||||||||||||
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生年月日 | 1960年12月20日(64歳) | ||||||||||||||||||
没年月日 | 2020年12月11日(満59歳没) | ||||||||||||||||||
出生地 | 韓国 慶尚北道奉化郡 | ||||||||||||||||||
死没地 | ラトビア リガ | ||||||||||||||||||
職業 | 映画監督、脚本家、映画プロデューサー | ||||||||||||||||||
活動期間 | 1996年 - 2020年 | ||||||||||||||||||
主な作品 | |||||||||||||||||||
『悪い男』 『春夏秋冬そして春』 『サマリア』 『うつせみ』 『アリラン』 『嘆きのピエタ』 | |||||||||||||||||||
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キム・ギドク (金 基德、김기덕、1960年12月20日 - 2020年12月11日) は、韓国の映画監督、脚本家、映画プロデューサーである。
経歴[編集]
慶尚北道奉化郡で生まれる。韓国で「鬼才」と評され、2012年に「嘆きのピエタ」がベネチア国際映画祭で最高賞の金獅子賞を受賞した。これは韓国映画として初めての世界三大映画祭の最高賞の獲得であった。
2017年に作品の撮影中に俳優に対して平手打ちをしたなどとして告訴。略式起訴されている。
2020年11月20日からラトビアを訪問していたが、12月5日に連絡が途絶える。そして12月11日未明、新型コロナウイルス感染症のため訪問先のラトビアで死去。59歳没。
フィルモグラフィー[編集]
監督[編集]
- 全ての監督作品において脚本も担当している
タイトル | 年 | 韓国語題 | 備考 |
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鰐〜ワニ〜 | 1996 | 악어 | |
ワイルド・アニマル | 1997 | 야생동물 보호구역 | |
悪い女〜青い門〜 | 1998 | 파란 대문 | |
魚と寝る女 | 2000 | 섬 | |
リアル・フィクション | 2000 | 실제 상황 | オムニバス作品の「総監督」を務めている |
受取人不明 | 2001 | 수취인불명 | |
悪い男 | 2001 | 나쁜 남자 | |
コースト・ガード | 2002 | 해안선 | |
春夏秋冬そして春 | 2003 | 봄, 여름, 가을, 겨울 그리고 봄 | 青龍賞作品賞 大鐘賞作品賞 アカデミー賞外国語映画賞韓国代表 |
サマリア | 2004 | 사마리아 | ベルリン国際映画祭監督賞 |
うつせみ | 2004 | 빈집 | ヴェネツィア国際映画祭監督賞 |
弓 | 2005 | 활 | |
絶対の愛 | 2006 | 시간 | |
ブレス | 2007 | 숨 | |
悲夢 | 2008 | 비몽 | |
アリラン | 2011 | 아리랑 | ドキュメンタリー作品 カンヌ国際映画祭ある視点部門作品賞 |
(日本未公開につき邦題なし) | 2011 | 아멘 | |
嘆きのピエタ | 2012 | 피에타 | ヴェネツイア国際映画祭金獅子賞 アカデミー賞外国語映画賞韓国代表 |
メビウス | 2013 | 뫼비우스 | |
殺されたミンジュ | 2014 | 일대일 | |
STOP | 2015 | 스톱 | 日韓合作、全編日本語作品 |
The NET 網に囚われた男 | 2016 | 그물 | |
人間の時間 | 2018 | 인간, 공간, 시간 그리고 인간 | |
(日本未公開につき邦題なし) | 2019 | 딘 | カザフスタンで制作・撮影、ロシア語作品 |
脚本・製作[編集]
- ビューティフル 아름답다(2008年)原作、製作(チョン・ジェホン監督)
- 映画は映画だ 영화는 영화다 (2008年)脚本、製作、投資(チャン・フン監督)
- プンサンケ 풍산개 (2011年)脚本、製作総指揮、投資(チョン・ジェホン監督)
- レッド・ファミリー 붉은 가족 (2013年)脚本、製作、編集(イ・ジュヒョン監督)
- 俳優は俳優だ 배우는 배우다 (2013年)脚本、製作(シン・ヨンシク監督)
- 鰻の男 MADE IN CHINA (2015年)脚本、製作総指揮(キム・ドンフ監督)
- 포크레인 (2017年)脚本、製作(イ・ジュヒョン監督)
受賞歴[編集]
- 2000年 第57回ヴェネツィア国際映画祭アジア映画賞選外佳作(『魚と寝る女』)
- 2001年 ブリュッセル国際ファンタスティック映画祭金の大鴉賞(『魚と寝る女』)
- 2001年 ポルト国際映画祭審査員特別賞(『魚と寝る女』)
- 2001年 韓国映画評論家協会賞脚本賞(『受取人不明』)
- 2001年 福岡アジア映画祭グランプリ(『悪い男』)
- 2002年 シッチェス・カタロニア国際映画祭オリエント急行賞(『悪い男』)
- 2003年 カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭国際映画批評家連盟賞、アジア映画賞、カルロヴィ・ヴァリ・タウン賞(『コースト・ガード』)
- 2003年 ロカルノ国際映画祭ドン・キホーテ賞、アジア映画賞、青年審査員賞、CICAE賞(『春夏秋冬そして春』)
- 2003年 サン・セバスティアン国際映画祭観客賞(『春夏秋冬そして春』)
- 2003年 青龍賞作品賞(『春夏秋冬そして春』)
- 2004年 大鐘賞作品賞(『春夏秋冬そして春』)
- 2004年 第54回ベルリン国際映画祭銀熊賞 (監督賞)(『サマリア』)
- 2004年 第61回ヴェネツィア国際映画祭銀獅子賞 (監督賞)、国際映画批評家連盟賞(『うつせみ』)
- 2004年 バリャドリッド国際映画祭金のスパイク賞(『うつせみ』)
- 2004年 韓国映画評論家協会賞脚本賞(『うつせみ』)
- 2005年 アルゼンチン映画批評家協会賞外国作品賞(『春夏秋冬そして春』)
- 2005年 国際映画批評家連盟賞年間最優秀賞(『うつせみ』)
- 2011年 第64回カンヌ国際映画祭ある視点賞(『アリラン』)
- 2012年 第69回ヴェネツィア国際映画祭金獅子賞(『嘆きのピエタ』)